伊藤園が東京・新橋に”お茶”の複合施設をオープン。
2024年で創業60周年、代表商品である「お~いお茶」誕生35周年の節目を迎えた「伊藤園」。
お茶のリーディングカンパニー「伊藤園」による、今までお茶が果たしてきた役割を紐解きながら、お茶の未来を共創する拠点となる複合型博物館が、“八十八夜”の2024年5月1日(水)12時(通常は10時より開館)、旧新橋停車場内にてオープン。
お茶のリーディングカンパニー「伊藤園」
人と人をつなぐコミュニケーションツールとして私たちの生活に浸透し、”日常茶飯”と言われるようになじみ深い飲み物である“お茶”。必ずしも“お茶”を飲まないシーンでも「お茶にしよう」という言葉を「ちょっと休憩しよう」「ゆっくり話そう」というニュアンスで利用することは多いのではないでしょうか?
「伊藤園」は1964年の創業以降、専門店でしか購入できなかったお茶をスーパーマーケットや食料品店などで展開できる仕組みづくりを行うとともに、1980年以降には「缶入りウーロン茶」「缶入り煎茶」の開発、その後1989年の「お~いお茶」誕生など、時代やライフスタイルの変化に合わせた「お茶」を提案し、業界を牽引してきた存在。
喫茶習慣が歩んできた道を振り返る「お茶の文化創造博物館」
「お茶の文化創造博物館」は、お茶の歴史をたどり、製法や飲み方の変化、自然と誕生した喫茶習慣について考えるための博物館。お茶を通じて日本文化を継承する役割を担います。
人々の生活の中で広がっていったお茶の歴史を、パネルやジオラマ、シアター、展示品で伝えられ、お茶の飲まれ方や淹れ方の変遷を知ることができる貴重な機会。
江戸時代から近代までの様々な飲み方や楽しみ方が分かる道具や、浮世絵から再現した茶屋の展示もあります。
茶運び人形は、ぜひ実際に動かしてみましょう!
昔のレトロなお茶のパッケージデザインは、おしゃれで可愛いものばかりで見入ってしまいます。
誕生から35年の節目を迎える「お~いお茶」に焦点を当てたミュージアム
「お~いお茶ミュージアム」は、生活に寄り添い続けてきた「お~いお茶」に焦点をあて、これまでのあゆみや未来への取組みを伝えるミュージアム。巨大な「お~いお茶くん」が入り口で来館者をお出迎えし、茶畑から「お~いお茶」ができるまでの工程、茶殻の活用についてご紹介。
「お~いお茶ヒストリー」のコーナーでは各時代の背景や懐かしいTV-CMが放映され、また新俳句コーナーではオリジナルの「新俳句シール」が作成できたり、「お~いお茶くん」との記念撮影も楽しめます。
個人的に最も興味を惹かれたのが、茶殻を活用したアップサイクル商品を知ることができる「アップサイクルコーナー」。
なんと、この壁も、捨ててしまう茶殻が用いられているとか!
他にもあらゆる分野に茶殻が活用され、サステナブルな取り組みが多岐に渡っていることに、驚きを感じました。
日本の近代を支えた鉄道の始まりの地とされる旧新橋停車場内でのオープンを通じて、今までお茶が果たしてきた役割と、人々の生活に寄り添い続ける未来への展望を考えるきっかけになりそう。
カフェ&ショップのおすすめお土産など
「お~いお茶ミュージアム」の1Fには、カフェが併設され、ほっと一息できる空間。
自慢の”お茶”をアレンジした、さまざまなフードやドリンクがいただけます。
明治期のアメリカのレシピから再現された「茶ポンス / 650円(税込)」は、抹茶のコクと炭酸のシュワ感が共存し、クセになる味わい。レトロ気分に浸れます。
「飲む抹茶わらびもち / 800円(税込)」は、黒蜜ときな粉がトッピングされ、濃厚な抹茶ともちもち食感のわらび餅をミックスした、和の新食感ドリンク。
お茶の主成分カテキンを用いて染色したタオル「カテキン染めタオル(全2種)/ 1,100円(税込)」の、お~いお茶くん、Suicaペンギンのデザインは、ミュージアム限定。
「ミニ茶箱入り緑茶ティーバッグギフト/ 1,944円(税込)」は、お茶を海外に輸出していた時代を思わせる蘭字のミニ茶箱に、鉄道とお~いお茶くんがコラボしたオリジナルデザインの緑茶ティーバッグを詰めたギフトボックス。は、日本に興味のある外国人の方へのギフトなどにもおすすめ。単品でも購入できるので、気軽に楽しめますね。
新橋駅すぐという立ち寄りやすい場所で、日本人からインバウンド観光客など海外からのゲストへも、自信を持っておすすめできる複合施設。入館は無料なので「お茶の文化創造博物館」「お~いお茶ミュージアム」に訪れて、日本のお茶文化の奥深さや楽しみを満喫してみませんか?
Source:伊藤園