2026年4月中旬から、日本の国土交通省が飛行機内でのモバイルバッテリーに関するルールを大幅に改正。機内でのモバイルバッテリー使用が原則禁止となり、持ち込みは、1個あたり160Wh以下のものを、ひとり2個までに制限されます。
”旅行の際には、現地でフル充電のまま到着したいから、長時間フライトでスマホを充電しながら……”という習慣が、今後は通用しなくなります。そこで、今回は旅のプロであるVoyage編集部が、モバイルバッテリーに関する最新ルールを解説!海外旅行や出張前にぜひ確認しておきましょう。
なぜ航空機内へのモバイルバッテリー持ち込みに関する規制が強まったの? | 背景と理由

相次ぐ機内での発火事故が、世界を動かした
規制強化の背景にあるのは、近年急増している航空機内でのモバイルバッテリー発火事故です。
記憶に新しいのは、2025年1月に韓国・金海国際空港で起きたエアプサン391便の火災事故。乗客乗員176名が搭乗していた機内で炎と煙が上がり、全員が緊急脱出する事態となりました。韓国当局の調査によると、座席上の荷物棚に入れられていたモバイルバッテリーが出火元と推定されており、モバイルバッテリーの残骸が荷物棚付近で発見されています。
実は、エアプサンではこの事故の約1ヶ月前、同じ金海空港で別の乗客のモバイルバッテリーが発火し、客室乗務員が消火器で消し止めるという事例も発生していました。こうした事故は韓国だけでなく、世界中で相次いでいます。
なお、このような航空機内でのモバイルバッテリー発火事故を踏まえ、韓国の航空会社ではすでに2026年2月より、機内でのモバイルバッテリー使用を全面的に禁止しています。
国内でも、発火事故は急増中
日本国内でも、モバイルバッテリーの発火事故は深刻な問題となっています。製品評価技術基盤機構(NITE)の調査によると、モバイルバッテリーによる事故件数は 2020年の47件から2024年には123件へと、 わずか4年で約2.6倍に急増。その背景には、品質基準が低い海外製バッテリーの流通拡大が指摘されています。
- 2025年10月:那覇発羽田行きANA994便(乗客339人搭乗)
離陸直後に乗客のモバイルバッテリーが発火・発煙。けが人は出なかったものの、機内で緊急対処が必要となった。 - 2026年3月:羽田空港第一ターミナルのJALラウンジ
ラウンジ内で充電中のモバイルバッテリーが発火し、男性客が軽傷を負う事故が発生。
そもそも、なぜモバイルバッテリーは発火するの?
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、軽量かつ大容量という優れた特性を持つ反面、衝撃・圧力・高温・過充電などのストレスがかかると”熱暴走”と呼ばれる連鎖反応が起こる性質があります。
熱暴走とは、電池内部の温度が急激に上昇し、それによってさらに化学反応が加速するという連鎖的な発熱現象のこと。一度始まると自力では止まらず、最終的に電池のケースが破裂し、可燃性ガスが噴出して発火・炎上に至ることがあります。
航空機内においては、荷物棚に無造作に入れられたモバイルバッテリーが他の荷物に圧迫されたり、落下の衝撃を受けたりすることで、この熱暴走が誘発されるリスクがあるのです。
世界の航空業界が一斉に動き出した
こうした事故の多発を受け、国際民間航空機関(ICAO)は国際基準の緊急改訂に着手しています。日本でも国土交通省がICAO基準に基づき、2026年4月中旬を目標に航空法告示の改正を進めており、旅行者への影響が見込まれます。
先述の通り、すでに韓国の航空会社各社は機内でのモバイルバッテリー充電を全面禁止とし、世界各国でも規制強化の動きが広がっています。「安全な空の旅を守るため」という目的は世界共通——今回の日本の規制改正も、こうした世界的な潮流のなかの一歩です。
🔗出典:国土交通省プレスリリース
2026年4月からの国内航空会社モバイルバッテリー持ち込み新ルール
2026年4月中旬、日本でもいよいよモバイルバッテリーに関する新しい航空ルールが施行されます。「なんとなく持ち込めるもの」という認識のまま旅行に出かけると、空港で没収されたり、搭乗を拒否されるリスクも。変更点は大きく3つです。順番に確認していきましょう。

航空機内への持ち込みは1人2個まで(1個あたり160Wh以下)
新ルールでは、モバイルバッテリーおよび予備電池の機内持ち込みは、1人あたり合計2個までに制限されます。ポイントは「合計2個」という点。 モバイルバッテリーを2本持っていれば上限、モバイルバッテリー1本+カメラの予備電池(100Wh超)1本でも上限です。複数のガジェットを持ち歩く方は注意が必要です。
また、1個あたりの容量上限は160Wh(ワット時)以下。160Whを超えるものは持ち込み・預け入れともに全面禁止です。
- ✅ 持ち込みOK(2個まで)
-
- モバイルバッテリー(160Wh以下)
- 予備電池・スペアバッテリー(100Wh超〜160Wh以下)
- ❌ この2個カウントに含まれないもの
-
- カメラ本体に装着済みの電池(内蔵電池扱いのため対象外)
- 予備電池(100Wh以下)※数量制限なし、「合理的な数量」が目安
- 🚫 持ち込み・預け入れともに禁止
-
- 160Whを超えるバッテリー・電池
バッテリー本体や外箱にWhが記載されていない場合は、mAh表記から計算できます。詳しくは、次のセクションにて換算表つきで解説しますので、そちらも合わせてご確認ください。
機内でのモバイルバッテリーへの充電が禁止
これが今回の改正でもっとも注意が必要な変更点です。これまで、「機内でモバイルバッテリーを使ってスマホを充電する」のは一般的な光景でした。しかし新ルールでは、機内でのモバイルバッテリー本体への充電が原則禁止となります。
具体的に禁止されるのは以下の2点です。
| 行為 | 新ルール |
|---|---|
| 機内の電源(コンセント・USB)でモバイルバッテリーを充電する | 🚫 禁止 |
| モバイルバッテリーからスマホ・タブレットを充電する | 🚫 禁止 |
機内のUSBポートや電源からスマホを直接充電することは、OKです。
ここで対策!
長時間フライトに備えて、搭乗前にスマホ・タブレット・イヤホンなどのデバイスをすべてフル充電しておきましょう。機内のUSBポートやコンセントから直接充電することは引き続き可能なので、充電ケーブルは手荷物にしっかり入れておくこと。
なお、機材によっては、USBポートのタイプが違います。新しい機材だとタイプCのこともありますが、タイプAの場合も。念のため、タイプAの充電ケーブルも持っておくことがおすすめ!
モバイルバッテリーは収納棚に入れず、手元で保管
もう一つの新ルールが、機内でのモバイルバッテリーの収納場所に関するものです。すでに、国内航空会社でもモバイルバッテリーは手元に持つようアナウンスがはいっていますが、新ルールでは収納棚への保管が禁止に。
バッテリーは必ず座席まわりの手の届く場所(膝上・足元のバッグの中など)に保管してください。万が一発煙・発火した場合に、すぐに対処できる状態にしておくことが目的です。
- ✅ 保管OK:手の届く場所
-
- 足元のリュックやバッグの中
- 座席ポケット(利用可能な場合)
- 膝の上
- 🚫保管NG
-
- 頭上の収納棚(オーバーヘッドビン)
- 端子がむき出しのまま(絶縁テープまたは専用ケースでの保護が必要)
💡端子の保護も忘れずに
バッテリーの金属端子がほかの金属製品(鍵・コインなど)と接触するとショートの原因になります。絶縁テープを貼るか、専用のポーチやケースに入れて持ち込むようにしましょう。
以上、3つの変更点を整理すると……
| ⚠️変更点 | 旧ルール | 💡新ルール(2026年4月〜) |
|---|---|---|
| 持ち込み個数 | 制限なし(合理的な数量) | 2個まで(160Wh以下) |
| 機内でのバッテリー使用 | 可 | モバイルバッテリー経由の充電禁止 |
| 収納場所 | 棚・バッグどこでも可 | 手元保管のみ(頭上棚への収納禁止) |
これらのルールは国内線・国際線(日本発着便)すべてに適用されます。韓国など一部の国ではすでに先行して同様の規制が導入されていて、国際的に足並みが揃いつつあります。
💡「mAh・Whってなに?自分のバッテリーは大丈夫?」— 換算表つき
ルールを理解したところで、次の疑問は、「自分のモバイルバッテリーは機内に持ち込んで大丈夫か?」ということ。また、”持ち込みできるモバイルバッテリーは1個160Wh以下”と言われても、手元のモバイルバッテリーに書いてあるのは「10,000mAh」「20,000mAh」という表記がほとんど。mAhとWhは異なる単位なので、そのまま比べることができません。

でも、簡単な計算で自分のバッテリーが規制内かどうかをチェックできます。難しい知識は不要です。
mAhとWhの違い、まずここだけ覚えて
| 単位 | 正式名称 | 何を表す? | 主な使われ方 |
|---|---|---|---|
| mAh | ミリアンペアアワー | 「どれだけの電気量を蓄えられるか」 | バッテリー本体・外箱の表示 |
| Wh | ワットアワー | 「どれだけのエネルギー量を蓄えられるか」 | 航空規制・電圧を含む正確な容量 |
一言でいうと、mAhは電気量、WhはmAhに電圧を掛けたエネルギー量です。航空規制では「電圧によって実際のエネルギー量が変わる」ため、より正確なWhが基準として使われています。
mAh→Wh 換算方法(計算式)
換算式はシンプルです。
モバイルバッテリーの電圧は、一般的に3.6V〜3.7Vが使われます。表示が不明な場合は3.7Vで計算してください(国交省の公式PDFでも3.7Vが使用例として記載されています)。
- 20,000mAhのバッテリーは何Wh?
-
20,000 ÷ 1,000 × 3.7 = 74Wh
↓
✅ 持ち込みOK
mAh別 換算早見表(160Wh制限 対応版)
「自分のモバイルバッテリーは大丈夫?」が一目でわかる換算表です。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
| バッテリー容量(mAh) | 約Wh(3.7V換算) | 持ち込み可否 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 5,000mAh | 約18.5Wh | ✅ OK | スティック型など小型 |
| 10,000mAh | 約37Wh | ✅ OK | 最もポピュラーなサイズ |
| 15,000mAh | 約55.5Wh | ✅ OK | |
| 20,000mAh | 約74Wh | ✅ OK | 大容量の定番サイズ |
| 25,000mAh | 約92.5Wh | ✅ OK | |
| 27,027mAh | 約100Wh | ✅ OK | 100Whライン(目安) |
| 30,000mAh | 約111Wh | ✅ OK(要確認) | 100Wh超は航空会社確認推奨 |
| 35,000mAh | 約129.5Wh | ✅ OK(要確認) | |
| 43,243mAh | 約160Wh | ✅ OK(上限) | 160Whライン(持ち込み上限) |
| 50,000mAh | 約185Wh | 🚫 禁止 | 持ち込み・預け入れ不可 |
| 60,000mAh以上 | 約222Wh以上 | 🚫 禁止 | 持ち込み・預け入れ不可 |
⚠️ 100Wh超(約27,027mAh超)のバッテリーを持ち込む場合は、事前に航空会社への申告・確認が必要です。 当日申告なしで持ち込もうとすると、没収されるケースもあります。
自分のバッテリーのWhを確認する方法
① 本体・外箱に記載がある場合
最近のモバイルバッテリーは本体側面や外箱にWhが記載されていることが増えています。まずは現物を確認してみましょう。
② mAhしか書いていない場合
上記の換算式で計算してください。電圧(V)が記載されていれば、それを使うとより正確です。
③ mAhもWhも不明な場合
残念ながら、容量が不明なバッテリーは機内持ち込み不可です(国交省ルール)。渡航前に同等スペックの製品に買い替えることをおすすめします。
海外旅行では複数のデバイスを持ち歩く方が多く、「大容量バッテリー1本」より「規制内の中容量バッテリー2本(合計2個まで)」に切り替えるのが賢い選択。たとえば10,000mAh(約37Wh)×2本なら合計74Wh・2個以内で、ルールを完全に満たしながら、十分な容量を確保できます。
🔗:換算式は国土交通省「モバイルバッテリーの持込みルール変更案について」(5ページ目)に基づきます。
私たち旅行者が今すぐとるべき対策3つ
新ルールがわかったところで、次は「では自分は何をすればいいの?」という疑問にお答えします。やることはシンプルに3つだけ。旅行前にこのチェックリストをクリアしておけば、空港で慌てることなくスムーズに搭乗できます。

対策① 今すぐ、自分のバッテリーの容量を確認する
まず取りかかりたいのが、手持ちのモバイルバッテリーの容量チェックです。
- バッテリー本体の側面・裏面
- 外箱・パッケージ
- 取扱説明書
「Wh」の記載があればそのまま使えます。 160Wh以下ならOK、160Whを超えるものは持ち込めません。
「mAhしか書いていない」場合は換算が必要です。(→先述の換算表を参照)目安として、43,000mAh以下であれば160Wh以内に収まります。
複数のバッテリーを持っている方は合計個数も確認しましょう。モバイルバッテリー+カメラの予備電池(100Wh超)と、合わせて2個以内に収める必要があります。カメラ本体に装着済みの電池はカウント不要ですが、バッグの中のスペアは対象です。
また、容量が不明なバッテリーは持ち込み不可。 旅行前に同等スペックのものへの買い替えを検討してください。
対策② 航空機搭乗前に、すべてのデバイスをフル充電に!
新ルールで最も旅行者の行動が変わるのが、この点です。これまでは「機内でモバイルバッテリーを使ってスマホを充電する」のが当たり前でしたが、2026年4月以降は機内でのモバイルバッテリー経由の充電が禁止に。
対策はシンプルで、搭乗前にすべてのデバイスをフル充電しておくことです。自宅での充電はもちろんのこと、今は空港の待合ロビーでも充電可能なシートがあります。ラウンジアクセス可能な方は、搭乗前にラウンジで充電するという手も◎。
- スマートフォン
- タブレット・iPad
- ノートPC
- ワイヤレスイヤホン
- スマートウォッチ
- カメラ・本体バッテリー
- モバイルバッテリー本体(満充電にしておく)
機内のUSBポートやコンセントからの直接充電は引き続き可能です。 充電ケーブルは必ず機内持ち込みのバッグに入れておきましょう。長時間フライトでは、座席についているUSBポートを活用するのが賢い選択です。ただし、機材によってはタイプAだったり、タイプCだったりとまちまち。特に、古い機材はタイプAの傾向があります。新しい機材だと、タイプCを使える場合も。ケーブルも複数タイプ持っておくと安心です。
韓国の航空会社はすでに同様の規制を先行導入済みです。加えて、100Wh超のバッテリーはチェックイン時に航空会社への申告と承認シールが必要です。韓国線を利用する場合は、出発当日に余裕を持って空港へ向かいましょう。
対策③ 保管グッズを用意して、端子を保護する
バッテリーを安全に持ち込むために、もうひとつ準備しておきたいのが保管グッズです。新ルールでは、バッテリーを頭上の収納棚に入れることが禁止され、手の届く場所(足元のバッグなど)での保管が必須になります。それと同時に、端子の絶縁保護も求められています。
| 方法 | コスト | 手軽さ |
|---|---|---|
| 絶縁テープを端子に貼る | 100円〜 | ⭐⭐⭐ |
| バッテリー専用ポーチ・ケースに入れる | 500〜1,500円 | ⭐⭐⭐ |
| ジップロック等の袋に個別で入れる | 数十円 | ⭐⭐ |
金属端子がむき出しのまま鍵やコインと一緒にバッグに入れると、ショートの原因になります。専用ポーチに入れるのが最も手軽で確実な方法です。また、機内では足元のバッグをすぐに取り出せる状態にしておくと、万が一の異常に気づいた際にすばやく対応できます。
| # | やること | いつ |
|---|---|---|
| ① | バッテリーの容量(Wh)を確認する | 今すぐ |
| ② | 全デバイスをフル充電する習慣をつける | 出発前日あるいは搭乗前 |
| ③ | 端子を絶縁・専用ポーチを用意する | 旅行前に準備 |
この3つを事前にクリアしておくだけで、新ルール施行後もいつもと変わらない快適な旅を楽しめます。
📎 出典:国土交通省プレスリリース
航空機内モバイルバッテリー持ち込み「Q&A よくある疑問まとめ」 | FAQ
新ルールについて「これってどうなの?」と疑問に思いやすいポイントをQ&A形式でまとめました。旅行前にチェックしておきましょう!
Q1. 新ルールはいつから適用されますか?
2026年4月中旬を目標に、国土交通省が航空法告示の改正を実施予定です。施行後は国内線・国際線を問わず、日本発着の全便に適用されます。
モバイルバッテリーは何個まで持ち込めますか?
A. 1人あたり合計2個までです。モバイルバッテリーと予備電池(100Wh超〜160Wh以下)を合算してカウントします。ただし、100Wh以下の予備電池はこの2個制限の対象外で、「合理的な数量」であれば複数持ち込めます。
160Whって、mAhに換算すると何mAhですか?
約43,000mAh(43,243mAh) が上限の目安です(3.7V換算)。市販の一般的なモバイルバッテリー(10,000〜30,000mAh)はほぼ問題ありません。換算の詳細は【換算表】をご確認ください。
スーツケースに入れて預け入れはできますか?
できません。 モバイルバッテリー・予備電池類はこれまでと変わらず、預け入れ荷物への収納が禁止されています。必ず機内持ち込み荷物として手元に持っておく必要があります。
機内でモバイルバッテリーを使ってスマホを充電できますか?
できません。 新ルールでは、機内でのモバイルバッテリー経由の充電が禁止されます。「モバイルバッテリー→スマホ」「モバイルバッテリー→イヤホン」といった使い方はすべてNGです。なお、座席のUSBポートやコンセントからスマホを直接充電することは引き続き可能です。充電ケーブルは手荷物に入れておきましょう。
機内の電源でモバイルバッテリー本体を充電することはできますか?
できません。 機内の電源(コンセント・USBポート)を使ってモバイルバッテリー本体を充電することも禁止されています。出発前に満充電にしておくことが大切です。
モバイルバッテリーを座席ポケットや頭上の棚に入れてもいいですか?
頭上の収納棚への保管は禁止です。モバイルバッテリーは必ず手の届く場所(足元のバッグの中など)に保管してください。座席ポケットへの収納は航空会社によって異なるため、乗務員に確認するのがおすすめです。
カメラに入れている電池も2個のカウントに含まれますか?
含まれません。 カメラ本体に装着済みの電池は「内蔵電池」として扱われ、2個制限の対象外です。バッグの中に別途入れているスペアバッテリーのみがカウント対象となります。
カメラの予備電池(スペアバッテリー)はどうなりますか?
容量によって扱いが異なります。
| 容量 | 2個制限への算入 | 備考 |
|---|---|---|
| 100Wh以下(一般的な一眼レフ・ミラーレス用) | 対象外 | 合理的な数量であればOK |
| 100Wh超〜160Wh以下 | 対象(カウントされる) | モバイルバッテリーと合算して2個まで |
| 160Wh超 | 持ち込み禁止 | 預け入れも不可 |
一般的なミラーレスカメラのバッテリー(15〜25Wh程度)は100Wh以下なので、制限に引っかかることはほぼありません。
容量が書いていないバッテリーは持ち込めますか?
持ち込めません。 容量が確認できないバッテリーは規制上、持ち込み不可となります。旅行前にバッテリー本体・外箱・メーカーサイトで容量を確認するか、容量表示のある製品に買い替えることをおすすめします。
国内線と国際線でルールは違いますか?
基本的なルールは同じです。日本発着の国内線・国際線すべてに適用されます。ただし、外国の航空会社が運航する便では、各社独自の規定が上乗せされる場合があります。搭乗前に利用する航空会社のウェブサイトで確認しておくと安心です。
韓国行きの便はルールが違うと聞きましたが?
はい、韓国の航空会社はすでに独自の厳しいルールを先行導入しています。
| 容量 | 韓国航空会社のルール |
|---|---|
| 100Wh以下 | 5個まで持ち込み可 |
| 100Wh超〜160Wh以下 | 2個まで(要事前申告・承認シール) |
| 160Wh超 | 持ち込み禁止 |
また、機内での充電行為もすでに禁止されています。韓国線を利用する場合は、チェックイン時に余裕を持って申告手続きを行いましょう。
100Whを超えるバッテリーを持ち込む場合、何か手続きが必要ですか?
はい。100Wh超〜160Wh以下のバッテリーは、航空会社への事前確認・申告が必要です。当日チェックイン時に申し出るか、事前に航空会社の問い合わせ窓口で確認しておくことをおすすめします。申告なしで持ち込もうとすると、空港で没収されるケースもあります。
📎 出典:国土交通省プレスリリース/国土交通省PDF
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2026年4月から始まるモバイルバッテリーの新ルール、ポイントをおさらいしましょう!
| # | 変更点 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 持ち込み個数 | 1人2個まで・1個あたり160Wh(約43,000mAh)以下 |
| 2 | 機内での使用 | モバイルバッテリー経由の充電は禁止(USBポート直接充電はOK) |
| 3 | 保管場所 | 頭上の収納棚は禁止・手元のバッグに保管・端子は絶縁を |
ルールだけ見ると少し複雑に感じるかもしれませんが、やるべきことは3つだけです。
① 今すぐ: 手持ちのバッテリーの容量(Wh)を確認する
② 出発前日: スマホ・タブレット・カメラをすべてフル充電する
③ 旅行前に: 端子を絶縁し、専用ポーチに入れて準備する
この3ステップを習慣にしてしまえば、新ルール施行後もこれまでと変わらない、快適な空の旅を楽しめるはず!旅を思い切り楽しむためには、出発前のルール確認も大切な準備のひとつ。新しいルールを把握した上で、充実したフライトを過ごしてくださいね!


