新潟ワインコーストへ!3つの絶景ワイナリー巡りとワインペアリングディナー体験記

新潟ワイナリーコーストサムネイル

ワインといえば、フランスやイタリア、カリフォルニアなど、海外での栽培をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、日本にも多くのワイナリーがあります。その中でも、新潟には、新潟ワインコーストと言われるワイナリーが集結するエリアがあり、土地の個性を活かしたワイン造りがされている場所。

今回は、「ヴィノテラス ワインスクール」が主催する「井黒ソムリエと巡る新潟ワイナリー研修旅行」に参加しました。新潟ワインコーストの魅力や、初めてでも安心して楽しめるワイナリー巡りの方法、人気ワイナリーやグルメ、アクセスなど、現地体験をもとに解説します。

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Contents

新潟ワインコーストとは?

新潟ワインコーストは、新潟市西部・角田山の麓、日本海沿いの砂丘地帯に広がる、今最も注目されているワインの名所です。新潟県といえば、日本酒のイメージがあるでしょうか?実は、ワイン作りに古い歴史があります。ワイン生産量は国内6位。ワイナリーは12件あります。

角田山
ぶどう畑の向こうには雄大な角田山

なかでも、この新潟ワインコーストにはは個性豊かな5つのワイナリーが集結。「アルバリーニョ」という品種をを中心に、砂質土壌という土地の個性を活かしたワイン造りが行われています。2万年前は海底だったこの場所。隆起して砂質土壌となりました。特徴としては、水捌けがものすごく良いことで、気候は夏は涼しく、冬は穏やかというのもワイン造りに適しているそうです。

アルバリーニョ
新潟ワインコーストで主に栽培されている品種「アルバリーニョ」

目の前には壮大な日本海が広がり、ぶどう畑の向こうには美しい角田山。そして広大なぶどう畑。海外に来たかと錯覚するような絶景も楽しめる場所で、ワイン好きはもちろん、自然や美食を満喫したい方にもおすすめです。

新潟ワインコーストでワイナリー巡りへ♡アクセス・予約・準備も解説!

新潟ワインコーストは、新潟市街地から車で約30分。ワイナリーで試飲することを考えると、新潟駅からタクシーで行くのがおすすめです。ワイナリーと新潟駅、新潟空港などを結ぶ事前予約制の乗合タクシーも運行中!また、「カーブドッチ」ワイナリーでは、「カーブドッチ」とJR内野駅を結ぶ無料送迎バスも運行しています。こちらも予約必須なので、ぜひチェックしてみてくださいね

🚕新潟ワインコーストへのアクセス

新潟ワインコーストには、5軒のワイナリーがあります。全て同じエリアにあるので、実は1日のうちに徒歩で巡ることができるのが最大の魅力!

新潟ワインコースト
新潟ワインコーストの地図
Photo by https://www.docci.com/winecoast/


各ワイナリーでは、醸造現場の見学やワインの試飲、限定ワインの購入、ワイナリー直営レストランでの食事など、五感でワインの世界を体験できます。ワイン初心者から愛好家まで、誰でも気軽に参加できるのが新潟ワインコーストの醍醐味です。

初めてでも安心!新潟ワイナリー巡り完全ガイド(予約・準備)

新潟ワインコーストのワイナリーツアーは事前予約が必要な場合が多いので、公式サイトや旅行会社のツアー情報を事前にチェックしましょう。特に週末やイベント時期は予約が埋まりやすいため、早めの計画が安心です。また、歩きやすい靴や動きやすい服装がマスト!季節によっては、帽子や日焼け止めも準備しておくと◎。

☑️ワイナリー巡り準備ポイント
  • 予約:ワイナリーの公式サイトや旅行会社で早めにチェック。「ヴィノテラス ワインスクール」でも今回のような研修旅行が販売されることも!
  • 服装:歩きやすい靴、動きやすい服、日差しを避けるための帽子や日傘があると◎。

「ヴィノテラス ワインスクール」主催!「井黒ソムリエと巡る新潟ワイナリー研修旅行」概要

井黒ソムリエと巡る1泊2日の新潟ワイナリー巡り
新潟駅からバスでワイナリーへ向けて出発!

今回の「井黒ソムリエと巡る新潟ワイナリー研修旅行」では、3つのワイナリー巡りはもちろん、井黒ソムリエが厳選したワインとの超豪華ペアリングディーなを楽しめたのも最大の魅力!研修旅行の行程をご紹介します。ご自身でワイナリー巡りをする方も、また「ヴィノテラス ワインスクール」主催の研修旅行に参加してみたい方も参考にしてみてくださいね。

🍷井黒ソムリエと巡る新潟ワイナリー研修旅行行程

1日目

  • JR新潟駅出発(貸切バスにて)
  • ワイナリー見学「カーブドッチワイナリー」2時間
  • 「ホテルオークラ新潟」チェックイン
  • 「FRENCH TEPPAN 静香庵 別邸涵養荘」ディナー

2日目

  • 「ホテルオークラ新潟」出発
  • ワイナリー見学「フェルミエ」2時間
  • 「フェルミエ」レストランランチ
  • ワイナリー見学「ハッコー・ショオ」2時間
  • JR新潟駅到着・解散
🍷井黒ソムリエと巡る新潟ワイナリー研修旅行行程

1日目

  • JR新潟駅出発(貸切バスにて)
  • ワイナリー見学「カーブドッチワイナリー」2時間
  • 「ホテルオークラ新潟」チェックイン
  • 「FRENCH TEPPAN 静香庵 別邸涵養荘」ディナー

2日目

  • 「ホテルオークラ新潟」出発
  • ワイナリー見学「フェルミエ」2時間
  • 「フェルミエ」レストランランチ
  • ワイナリー見学「ハッコー・ショオ」2時間
  • JR新潟駅到着・解散

1日目:新潟ワインコーストの先駆者!「カーブドッチワイナリー」へ

カーブドッチワイナリー
新潟ワインコーストを代表するワイナリー「カーブドッチワイナリー」

初日、まずは「カーブドッチワイナリー」へ。「カーブドッチワイナリー」は、新潟ワインコーストを代表する、この地で初めての老舗ワイナリーで、1992年に創業。「ドッチ」という名前は、創業者である越智さんの名前からつけられました。現在は、掛川氏が代表を務めています。

「カーブドッチワイナリー」は広大なぶどう畑と最新の醸造設備を備え、伝統的なワイン造りと革新的な挑戦を両立しています。ワイナリーツアーでは、ぶどう畑や醸造所、樽熟成庫、ワインセラーを見学でき、ワイン造りの現場を間近で体感できます。直営レストランやベーカリー、スパもあるホテルも併設。

カーブドッチレストラン
ワインペアリングも楽しめるレストラン

とくに、ホテルは「ワイナリーに宿泊できるホテル」として話題!ワインとグルメ、癒しの時間を一度に楽しめる“滞在型ワイナリー”であることが魅力です。

カーブドッチホテル
ぶどう畑の中に宿泊できる!

ワイナリーツアーでは掛川氏がアテンドしてくださいました。まずはぶどう畑へ!ぶどう畑では23種類の品種を栽培しているそう。主な品種は「アルバリーニョ」です。

カーブドッチワイナリー掛川氏
ぶどう栽培について解説してくださる
「カーブドッチワイナリー」代表・掛川氏

今回は、醸造所も見学させていただいたのですが、夏に訪れたのでこれから仕込みとのことでした。醸造所がとてもかっこよく、ほとんどがフレンチオークとのこと。とても良い香りが漂っていました。この醸造所の「カーブドッチワイナリー」のこだわりの1つなので、ぜひ見学を楽しみにしていてくださいね。

カーブドッチ醸造所
フレンチオークでできた樽
カーブドッチワインセラー
10万本ほどのワインがある地下のワインセラー



「カーブドッチワイナリー」では3つのワインラインナップがあります。

🍷「カーブドッチワイナリー」ラインナップ

セパージュ

音楽で言うと“クラシック”。
土壌のニュアンスをボトルに詰め込んだ、テロワールを尊重したワイン。
代表的なものが、「サブル」と「アルバリーニョ」で、エチケットには品種の名前を冠する。

動物

音楽で言うと“ジャズ”。
作り手による解釈、好みが加わったワイン。エチケットがかわいらしい動物のイラストなのが特徴で、おもしろさや遊び心を楽しめる。

FUNPY

“FUNとHAPPY”をモットーに、みんなが楽しめる、楽しさを感じられるワイン。ワイン初心者の方におすすめ!

🍷「カーブドッチワイナリー」ラインナップ

セパージュ

音楽で言うと“クラシック”。
土壌のニュアンスをボトルに詰め込んだ、テロワールを尊重したワイン。
代表的なものが、「サブル」と「アルバリーニョ」で、エチケットには品種の名前を冠する。

動物

音楽で言うと“ジャズ”。
作り手による解釈、好みが加わったワイン。エチケットがかわいらしい動物のイラストなのが特徴で、おもしろさや遊び心を楽しめる。

FUNPY

“FUNとHAPPY”をモットーに、みんなが楽しめる、楽しさを感じられるワイン。ワイン初心者の方におすすめ!

試飲では、7種類のワインをいただきました。

カーブドッチワイナリー試飲
7種類のワインを試飲!

セパージュの「アルバリーニョ」から、動物シリーズ、そしてFUNPYまで!確かに、セパージュは“ワインの王道”という印象ですが、動物シリーズではまた違った個性を感じられる味わい。そしてFUNPYは、ワイン初心者の方でも楽しめそう!という魅力を感じられました。FUNPYはナチュラルローソンでも買えるそうなので、気軽に試せるのも嬉しいですね。

さすがの先駆者と言える「カーブドッチワイナリー」。ぜひ、ワイナリーツアー、そして試飲で、この土地でワイン造りをスタートさせた歴史を感じてみてくださいね。なお、私は試飲で気に入った動物シリーズの「うみがめ」をお土産に購入しました!

カーブドッチワイナリー
いろいろなワインの試飲がとても楽しい!
🍷カーブドッチワイナリー

ワイナリーツアー・レストラン予約・宿泊予約は以下公式HPより

公式HP:https://www.docci.com/

1日目:超豪華!井黒ソムリエ厳選ダブルペアリングで楽しむ「FRENCH TEPPAN 静香庵 別邸涵養荘」ディナー

初日のワイナリーツアーは「カーブドッチワイナリー」のみ。この日のメインは、「FRENCH TEPPAN 静香庵 別邸涵養荘」でのディナーでした。

FRENCH TEPPAN 静香庵 別邸涵養荘
レトロな佇まいがおしゃれ!

「FRENCH TEPPAN 静香庵 別邸涵養荘」は、築100年の旧新潟県副知事公舎をリノベーションした新感覚のレストラン。建築当時の趣を再現したレトロモダンな店内で、日本庭園を望む鉄板カウンター席をはじめとして、個室も完備。特別な日や記念日にぴったりです。

今回は、この研修旅行のために開発された特別メニューをご用意いただきました。新潟の豊かな食材を贅沢に使用したディナーコースは見た目にも美しく、一皿ごとに感嘆の声が出てしまうくらいのおいしさ。そこに、井黒ソムリエが選んだワインを、ダブルペアリンでいただけるという贅沢さ!途中、新潟ワイナリーコーストのワインと違うワインでブラインドを楽しむと言う演出もあり、飲み比べも楽しめました。

ディナー
ダブルペアリングでいただくディナー
井黒ソムリエ
ワインの解説をしてくださる井黒ソムリエ

乾杯は、「カーブドッチワイナリー」のスパークリングワイン「ブラン・ド・ブラン2023」と、なんと「クリュッグ」のシャンパン「グラン・キュヴェ」を!いきなりすてきなシャンパンが出てきて驚いてしまうくらいの、贅沢ディナーのスタートでした。

Krugグランキュヴェ
Krugのグランキュヴェで乾杯!
カーブドッチスパークリングワイン
さらに「カーブドッチ」のスパークリングワインも

一緒にいただいた前菜は、「新潟名物の枝豆と南半球黒トリュフのジュレ」。新潟県民が大好きな黒崎茶豆を使用したジュレで、茶豆の味わいをしっかりと感じられました。

新潟名物の枝豆と南半球黒トリュフのジュレ
枝豆の甘みがたっぷりの前菜

2品目は、「のどぐろの鉄板焼き 木崎特産“やきなす”のヴィネグレットソースを添えて」。ノドグロは「美宝」という新潟県のブランドで、白身のお魚ながらも濃い味わいがと特徴です。

ノドグロ
「美宝」という新潟ブランドのノドグロ
🍷
  • Albarino barrique 2018 / Cave d’ Occi
  • Danbury Ridge Chardonnay 2021 / Danbury Ridge Wine Estate

合わせたワインは「カーブドッチ」の「アルバリーニョ」と、イギリスのワイナリー「ダンブリーリッジ」のシャルドネ。とても樽の効いたシャルドネで、のどぐろとぴったり!

ダンブリーリッジとカーブドッチ
イギリスワインと新潟ワイン
カーブドッチとダンブリーリッジ
色の違いも!飲み比べも楽しい

次に、「新潟夏野菜のガスパチョ」を。トマト、きゅうり、ピーマン、玉ねぎ、にんにくを一晩マリネしてスープ状に。トッピングにはスイカが飾られ、夏らしさいっぱいの一品でした。

ガスパチョ
夏野菜たっぷり!酸味も爽やかなガスパチョ。
奥に映るのは、ペアリングした2種のワイン。
🍷
  • No second thoughts 2023 ためらいなく / Hakko Chaud
  • Aszu 3 Puttonyos 2018 / Bodegas Oremus

合わせたワインは、「ハッコーショオ」の「ためらいなく」。ソーヴィニヨンブランです。もう一つは、ハンガリー・トカイ地方のワイン。酸味があり爽快な「ためらいなく」と、甘みもしっかりあるトカイのワイン。ガスパチョと似たテイスト、全く違うテイストを飲みながら食事を楽しむ貴重な経験でした。ペアリングはそれぞれの好みも分かれるので面白いですね。

シーフード料理は、「活オマール海老の蒸し焼き アメリケーヌソース」。えびのプリッとした食感がとても贅沢な一品でお酒が進みます。

オマール海老
鉄板で焼かれるオマール海老
オマール海老
身がぷりっぷりなオマール海老
🍷
  • Albarino Pasificado 2023 / Ferimier
  • Sketch Albarino 2020 / Raul Perez

合わせるワインはそれぞれ「アルバリーニョ」。一つは新潟ワインコーストの「フェルミエ」。そして、もう一つはスペインを代表するワイナリーである「ラウル・ペレス」。同じ品種であっても、味わいの違いがあり、飲み比べも進みます。

「フェルミエ」と「ラウル・ペレス」のアルバリーニョ

メインディッシュは「指定牧場の新潟県産和牛サーロイン クレソンとラディッシュのサラダ」。いよいよいただくメインは新潟和牛を!目の前で焼き上げていただき、絶妙な焼き加減で楽しみました。お肉が柔らかく、そして甘い。極上のステーキです。

新潟和牛
筋がとても美しい新潟和牛
メインディッシュの和牛サーロイン
クレソンサラダも爽やか!お肉の甘みたっぷりの和牛サーロイン
🍷
  • 水の綾 2022 / Hakko Chaud
  • Bonnes-Mares Grand Cru 2022 / Robert Groffier

合わせるワインは、「ハッコーショオ」の「水の綾」。透明感がありながら、奥行きをしっかり感じられるワイン。一方は、ブルゴーニュの「ロベール・グロフィエ」。果実味豊かなワインです。こちらもそれぞれの個性を感じられるペアリング!

水の綾とロベール・グロフィエ
お肉には赤ワインでペアリング

締めには、「マッシュルームガーリックライス」を。ここでは、あえてワインではなく、「新潟亀田蒸溜所」のウィスキーをペアリングしました。ウィスキーもまた深みのある味わいで、ご飯とぴったり。ワインとはまた違った魅力を満喫できます。

ガーリックライス
香ばしい香りが広がるガーリックライス
ウィスキー
ワインとは違う深みも味わえるウィスキー

最後には、デザートとともに、同じく新潟県にある「岩の原葡萄園」の「レッド・ミルレンニューム2024」を。

デザート
夏らしい爽やかなデザート
岩の原ぶどう園ワイン
デザートとワインのマリアージュも◎

最後までペアリングをしっかり楽しめる特別なディナーコースは、とにかく“ラグジュアリー”の一言。今後の研修旅行に参加される方は、ディナータイムもぜひ楽しみにしていてくださいね。

ワイン
圧巻!今回のディナーでいただいたワインとウィスキー

新潟ワインコーストの色々なワインを楽しめるだけではなく、初めて出会うワインも多くあり、それぞれの土地に思いを馳せられるのも魅力。ワインを学ぶ醍醐味を知ってしまったような気も…。翌日に訪れる「フェルミエ」、「ハッコーショオ」のワインもたくさんいただき、ワイナリー巡りへの期待も高まりました。

井黒ソムリエ
井黒ソムリエと
🍽️ FRENCH TEPPAN 静香庵 別邸涵養荘

所在地:〒951-8114 新潟県新潟市中央区営所通2-692-6
TEL:025-211-7703
営業時間:ランチ 11:30-14:30 / ディナー 17:30-22:00
公式HP:https://www.ni-grand.co.jp/restaurant/kanyoso/
@niigata_grand_hotel_official

🍽️ FRENCH TEPPAN 静香庵 別邸涵養荘

所在地:〒951-8114 新潟県新潟市中央区営所通2-692-6
TEL:025-211-7703
営業時間:ランチ 11:30-14:30 / ディナー 17:30-22:00
公式HP:https://www.ni-grand.co.jp/restaurant/kanyoso/
@niigata_grand_hotel_official

2日目:土地を尊重したワイナリー「フェルミエ」へ

「フェルミエ」ワイナリー
「フェルミエ」のぶどう畑

2006年に創業したワイナリー「フェルミエ」。証券会社で働いていた本多氏が地元新潟に戻り、「カーブドッチ」の経営塾に参加し、この地でワイナリーを創業しました。砂地の土壌を活かしてアルバリーニョ、カベルネフランに特化した栽培を行い、自然派ワイン造りにこだわりを持っています。ワイナリー内にはレストランもあり、ワインと食事も楽しむことも可能。丁寧な説明や、限定ワインの試飲も人気で、ワイン初心者にもおすすめのワイナリーです。

「フェルミエ」でもまずはぶどう畑へ。代表の本多氏にご案内いただきます。

「フェルミエ」オーナー本多氏
元証券マンという異色の経歴を持つオーナー・本多氏

本多氏によると、まずは畑が大事とのこと。いかに、酵母が良いコンディションの中で力を発揮できるか、ぶどうの環境を整えることを大切にしているそう。醸造所の見学では、「フェルミエ」では分析の機械を導入している事も教えていただきました。ワインを数値化することで、スタッフとも共有が可能になったとのお話も。

醸造所
「フェルミエ」の醸造所

ぶどう畑、醸造所、ワインセラーの見学の後は、「フェルミエ」に併設されるレストランでランチタイム。

「フェルミエ」レストラン
まるで海外のようなかわいらしい雰囲気のレストラン・醸造所

こちらも、この研修旅行のために特別にご用意していただいたお料理と「フェルミエ」のワインを楽しむペアリングランチです。スパークリングワインから、白ワイン、オレンジワイン、赤ワインとさまざまなワインを試飲しながらの至福のランチタイム。

「フェルミエ」でも試飲を堪能!

「フェルミエ」に訪れる方は、ぜひレストランでのお食事も満喫してみてくださいね。

フェルミエでのランチ
特別にいただいたランチコースとペアリングワイン
🍷フェルミエ

ワイナリーツアー・レストラン予約は以下公式HPより

公式HP:https://fermier.jp/

2日目:個性派でおもしろい!ワイナリー「ハッコーショオ」へ

ハッコーショオ
2025年8月に「ハッコーショオ」へ変更に

以前は「ドメーヌ・ショオ」という名前だったワイナリーですが、2025年夏に「ハッコーショオ」として生まれ変わりました。オーナーの小林氏は海外生活がとても長かったそう。だからこそ、日本ワインが好きとのことでした。

ハッコーショオ小林氏
「ハッコーショオ」オーナー小林氏

大学では微生物を研究していて、博士号を取得。農学部で発酵が必修科目だった事もあり、ワイン造りの魅力に目覚めたそうです。ただ、卒業後は外資系コンサルティング会社に就職。こちらももちろん計画的で、ワイナリーをやるには経営ができなくてはいけないと、最初のキャリアとしてコンサルティングを選んだそう。その後、新潟プロジェクトで「カーブドッチワイナリー」に出会ったことで、この地でワイナリーをスタートさせました。

「1人1本飲めるワイン」を絶対的コンセプトとしていて、“自然に醸造する”ことを大切にしたワイン造りを心がけているのが「ハッコーショオ」。

ハッコーショオのワイン
「ハッコーショオ」のワイン

まずは、ぶどう畑を見学させていただきました。「ハッコーショオ」では、畑に名前をつけていて、その畑の名前がワインになるそう。「空茜」、「雲見」、「風薫る」、そして最初に作った畑「水の綾」。どれも美しい日本語が心を鷲掴みです。発想がとにかく美しく革新的。

ハッコーショオのぶどう畑
角田山を望む「ハッコーショオ」のぶどう畑

醸造所を見学させていただくと、壁にはボルダリング!ここではスタッフやお子さんがボルダリングをしたりすることもあるそう。

ハッコーショオ醸造所
醸造所にボルダリングという遊び心!

そして、試飲ではこだわりのワインをたくさんいただきました。「ハッコーショオ」のワインは、エチケットが特徴的。どんなワインか想像できないように、品種はあえて書いていないとのこと。エチケットのイラストは、ご自身のお子さん含め、子どもたちが描いた絵を採用していて、これがまたとても個性的でオシャレなのです。

ハッコーショオのワイン
エチケットにも注目な「ハッコーショオ」のワイン

小林氏いわく、絵とワインの組み合わせもなんとなくで、絵がワインとあまり結びつかないよう、あえてよ分からないようにしているとのこと。そんな面白みも「ハッコーショオ」のワインのポイント!

🍷ハッコーショオ

ワイナリーツアー・レストラン予約は以下公式HPより

公式HP:https://domainechaud.net/

新潟ワイナリー巡りでワインの魅力をさらに深掘り

カーブドッチワイナリー
改めて絶景な新潟ワイナリーコースト

日本のワインの面白さ、レベルの高さを改めて学んだ今回の新潟ワイナリー巡り。今回をきっかけに、日本、そして世界各地のワイナリーに訪れるという壮大な目標ができるほど、ワインの楽しさを体感した2日間でした。それぞれのワイナリーは公式HPからの予約が可能ですが、今回のような研修旅行もおすすめ!送迎はもちろん、ソムリエと巡るということで、よりワインの奥深さを覗くことができます。

ワイン好きの方も、ワイン初心者の方も、ぜひ新潟ワインコーストを訪れてみては?ワインの新たな魅力に触れられるはずです。

🍷ヴィノテラス ワインスクールの詳細はこちらから
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取材協力:ヴィノテラス ワインスクール

新潟ワイナリーコーストサムネイル

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Written By

Kiwako Horiのアバター Kiwako Hori Voyage Editor

旅・美容・ライフスタイルメディアで執筆するライター、エディターとして活動。取材から執筆、ディレクションまで携わる。
元々は国際線CAで、旅やホテルステイが大好き。これまでに訪れた海外は25カ国以上、50都市を超える。
心も体も美しく健やかにいられるライフスタイルを実践中。

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