ここ数年で人気が定着してきた美容施術、アートメイク。皮膚に色素を入れることで、毎日のメイクが格段にラクになると言われることも。そこで今回は「Voyage Leaders」の安田光絵さんが、何年も実際に通っている”痛みが少ないアートメイク”で人気のアーティスト、yukieさんの施術をレポート。
眉に続いて人気のアートメイクのパーツは、リップのアートだそう。唇の色が整うだけで顔全体の雰囲気の美人度が上がるので、一度経験しをしたらやみつきになります。ただ、「痛くないか心配…」という人も多いはず。
担当アーティストは、もともと化学療法などを専門とした血液内科病棟で勤務していた、病棟看護師だったyukieさん。入院中の患者さんの日常生活の中で、”髪をとかす”、”リップアイテムをつける”、などの外見を整える行為が表情や気分に影響することを知り、この仕事を始めたそう。全身脱毛症などの患者さんに向けて髪の毛のアートも行うなど、医療の分野まで多岐にわたってアートメイクを行っています。
提携クリニックで安心して施術が受けられる
アートメイクは医療行為なので、クリニックや医師のいる施設での施術が義務づけられています。また、施術者も全員、医療有資格者であることが必要です。
今回、伺った先は青山にある「肌管理クリニック」。まるでエステサロンのような洗練された待合室で、肌質についてのカウンセリングシートと、アートメイクの同意書を記入します。(提携クリニックの場所は、yukieさんのスケジュールにより変更あり)
アートメイクを行うお部屋は完全個室。ふわふわの弾力のあるベッドで、長時間の施術でも疲れないのがありがたいですね。
まずは、希望のデザインや色味、顔の雰囲気に合わせた理想の仕上がりをじっくりとカウンセリング。
「レッド系で気品がありつつ、可愛らしさがほしい」という私の要望でyukieさんが選んでくれたのが、コーラル系とオレンジ系の赤。この2色をブレンドすることで、くすみのないナチュラルな赤に仕上がるのだとか。
リップアートで美リップになれる3Step
Step.1「塗る麻酔」をたっぷりと塗布してラップパック
まずは、塗る麻酔をたっぷりと塗り、ラップでパックして15分ほど置きます。通常の塗る麻酔よりも痛みが少なく感じるのは、yukieさんがいろいろ試した中で、とくに効くと感じたものを使用しているからだそう。
その後、マシンを使い、色素を針で丁寧に唇の表面に入れていきます。施術中もこまめに麻酔を足していただけるので、ほとんど痛みもなく眠ってしまうほど。通常はカウンセリング込みで3時間かかりますが、私は今回レタッチ(修正)だったので1時間半ほどで終了しました。
Step.2 縦ジワもくすみも目立たない華やかな唇に
左の画像が、施術前。前回のリップアートから2年たっているので色が薄くなっていますが、それでも持ちは抜群に良いと感じます。右の画像が、今回の施術直後。気になる縦ジワの目立たない、ふっくらとした印象の唇に。施術当日は、腫れや痛みが少しあるので、飲み物はストローがおすすめ。食事はすぐにできるものの、刺激物は避けた方が◎。
2日目くらいから徐々に唇の皮むけがはじまり、4日めになると腫れも引いて落ち着きます。3日間は処方されるワセリンをこまめにつけて、その後は保湿力の高いリップジェルを塗布。
Step.3 1週間後には、完全な美リップに
1週間後には皮むけもなくなり、赤みもナチュラルになってつるんとした唇に! 普段はリップクリームやクリアグロスでツヤを出すだけで、リップメイクはOK。もちろん、好きなリップカラーをつけて色の変化を楽しむこともできます。メイクの幅もぐっと広がりそうですね。