【わたしの論語2】大丈夫、あなたは独りじゃない。必ず見てくれている人がいるよ!/ Casey 加藤万奈

わたしの論語2

こんにちは!シンガポールの大学で日本語を教えながら、論語塾を主宰しているケーシー加藤万奈です。「Voyage」にて「わたしの論語」というコラム連載をスタートすることになりました!コラムでは、おすすめの論語を少しずつご紹介していきます。

論語には「難しそう」というイメージがあるかもしれませんが、根っこはとってもシンプル。ウェルビーイングな言葉の宝庫です。どうぞ、お気軽にお付き合いください。

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Casey 加藤万奈 日本語講師・シンガポール論語塾主宰
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【わたしの論語2】大丈夫、あなたは独りじゃない。必ず見てくれている人がいるよ!

今回ご紹介するのは、頑張るわたしたちに勇気をくれる言葉です。

里仁(りじん)4-25

子曰しのたまわく、とくならず、かならとなりあり。

ひとしらずして慍らず、亦た君子ならずや。

現代語訳は、以下です。

第四篇 里仁篇

孔子先生は言われた。

まっとうに生きていたら、必ず孤独にはならない。友人や理解者が現れるよ。

第四篇 里仁篇

孔子先生は言われた。

まっとうに生きていたら、必ず孤独にはならない。友人や理解者が現れるよ。

「一所懸命やっているのに、誰からも評価されない。誰も見てくれない。」

そんな風に思ってしまうこと、ありませんか?頑張っているからこそ、孤独を感じて辛くなってしまったり、自分のやっていることに自信がなくなってしまったりすることもあるかもしれません。

誠実にやっていたら、きっと、理解し応援してくれる人が現れるよ

うまくいかない現実を体験した孔子が、この言葉を残しています。だからこそ、うわべだけではなく、心からの励ましのような気がしてなりません。勇気を与えてくれる言葉で、大好きな章句の一つです。

実は、みなさんご存知の「有隣堂書店」はこの論語から名付けられました。

論語の言葉、いかがでしたか?
現代に生きるわたしたちの心にも響く言葉の数々を、これから少しずつご紹介していくので、楽しみにしていてくださいね!

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この記事を書いた人

Mana Kato Caseyのアバター Mana Kato Casey 日本語講師・シンガポール論語塾主宰

大学卒業後、アナウンサーとして活動し、結婚して渡仏。
アイルランド人の夫と、フランス・イギリス・香港・シンガポールと移住し、海外歴は17年に及ぶ。2020年7月には、香港で活躍する日本出身の7名をインタビューした著書が発売された。

現在は、大学で日本語を教える傍ら、ZUMBA・ヨガのインストラクターとしても活動。また、2人の男児の子育てを通してWell-beingをより強く意識するようになり、20代より親しんだ論語を読む会“シンガポール論語塾”を主宰している。

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