うつ発症リスクが減少!?「積水ハウス」が提案する”ウェルビーイング”を叶える住まいと暮らしのヒント

Well-being with SEKISUI HOUSE

”ウェルビーイング(Well-being)”とは、身体的、精神的に健康で、社会的にも良い状態で満たされている状態にあること。近年、ウェルビーイングを意識したライフスタイルを送る人が増えています。そこで今回の記事では、Voyage Leadersでライターの継田理恵さんに、取材を通して学んだウェルビーイングな暮らしのヒントを教えていただきました。

日々仕事や家庭で忙しく過ごしていると、ウェルビーイングな状態からは遠ざかってしまいがち。そこで今回は、「積水ハウス」による「第3回 都市の生物多様性フォーラム 2024 ~見える化で広がるネイチャー・ポジティブの実践と幸せな暮らし~」をもとに、ウェルビーイングな暮らしのヒントをご紹介します。

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ウェルビーイングにとって重要でも…実際、自然とのかかわりは大きく減少

ウェルビーイングな暮らしの1つの手段として、自然に親しむことが挙げられます。自然に親しむことが身体、精神、社会にとって重要であるのは、学術的にもわかっていること。

しかし残念ながら、国立青少年教育振興機構の調査で、令和元年と令和4年を比べて、小学生の1年間の自然体験活動への参加率がコロナ禍を経て大きく減少したことが判明しています。大人でも、自然とのふれあいが減っている自覚がある人も多いはず。

自然に親しむことは私たちのウェルビーイングにとって大切なことであるとともに、生態系保全推進にとっても重要。国家戦略として、2030年に向けた目標として”ネイチャーポジティブ(自然再興)の実現”、2050年ビジョンとして”自然と共生する社会”が掲げられています。


在来樹種を中心とした庭で、うつ発症リスクが減少!

積水ハウスの「第3回 都市の生物多様性フォーラム 2024 ~見える化で広がるネイチャー・ポジティブの実践と幸せな暮らし~」に登壇した、東京大学大学院・農学生命科学研究科・准教授・曽我昌史さんによると、自然とのかかわりをもつにあたって、庭が大事な場所になり得るのだそう。庭の管理の仕方、何を植えるかなどによって生物多様性を促し、自然から得られる便益を向上させる余地があるといいます。

積水ハウスと東京大学による生物多様性と健康に関する共同研究では、在来種を中心とした植栽に囲まれた家に住み、庭に訪れる様々な生きものとよくふれあう人は、鬱(うつ)症状の発症リスクが20pt低く、高い幸福感や日々の生活の充実感を持つことが分かりました。また、そういった人は自然の価値をより認識し、より高い環境配慮意識を持つことも分かりました。(※1)

庭に在来種を中心とした植栽があると、鳥や虫が訪れるようになり、家にいながらも自然と親しむことができるようになるそう。その結果、鬱症状の発症のリスクが減り、ウェルビーイングに繋がるとは、家の庭を充実させたくなりますね。

積水ハウスの「5本の樹」計画で、ウェルビーイング

先述の研究対象になったのは、積水ハウスが提案する「5本の樹」計画に参画した実際の家庭。

<「5本の樹」計画は、積水ハウスが2001 年から生物多様性保全の取り組みとして、お客様のご協力のもと、生態系に配慮した造園緑化事業として開始したプロジェクトです。“3本は鳥のために、2本は蝶のために”という思いを込め、日本古来の里山をお手本として、その地域の気候風土にあった在来樹種を中心とした庭づくり・まちづくりを提案しています。2001年の事業開始からの累積植栽本数は2,000万本を達成。2021年には、生物多様性保全効果の実効性を、樹木本数・樹種・位置データと生態系に関するビッグデータを用いて、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。(※2)

これからマイホームを建てる人、リフォームをする人は、積水ハウスの”5本の樹”計画を採用するウェルビーイングな家づくりを検討してみてはいかがでしょうか。

自然に親しみ、ウェルビーイングを叶える方法

すでにマイホームを建てたあとの人やマンション、アパートなどに住んでいる人は、手軽な方法で自然を身近に感じてみてはいかがでしょうか。筆者が取り入れている方法をご紹介します。

1. 家庭菜園を楽しむ

我が家の庭には木々を植えるほどのスペースはありませんが、花壇を作って家庭菜園を楽しんでいます。水やりの度に植物を愛でたり、草花や土に触れたりするのは、よいリラックスタイムになっていると感じています。

在来種のみにしているわけではありませんが、我が家にも蝶やバッタがよく訪れるようになりました。虫取りがブームの子どもたちは大喜びです。昆虫が苦手な方もいるかもしれませんが、昆虫とのかかわりもウェルビーイングに繋がると思うと、少し見方が変わるかもしれませんね。

2. 身近な自然に足を運ぶ

家庭菜園が難しい場合は、木々が並ぶ場所をウォーキングするのもおすすめ。自然を感じられるウォーキングスポットが近くになくても、街路樹があれば季節のうつろいや鳥や虫の鳴き声も感じられることがあるでしょう。

筆者はスケジュールに余裕があるときだけ、朝近隣の川沿いを散歩しますが、1日のパフォーマンスやメンタル状態がよくなるのを感じています。

3. 豊かな自然を生かしたコスメや雑貨を取り入れる

家の中でも自然に親しむ方法が。筆者は植物をいかしたコスメや雑貨を好んで愛用していますが、自然の香りや植物の力を感じられるものは、ウェルビーイングにつながりやすいです。

オンラインでどこでもさまざまなアイテムが手に入りますが、雄大な自然に魅了された旅先で、その地域の植物を使ったコスメや雑貨を購入するのもおすすめ。筆者は、最近高知県の仁淀川で大自然に感動したので、仁淀川の檜チップと檜の精油『niyodo HINOKI essential oil』、文旦の精油『MICIL relax BUNTAN』を購入しました。

自然とのふれあいがうつ症状の発症リスクの低減や生物多様性につながることが、さまざまな研究でわかっています。暮らしに自然とかかわるチャンスをつくって、ウェルビーイングなライフスタイルを実現してみてはいかがでしょうか。



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この記事を書いた人

Rie Tsugitaのアバター Rie Tsugita 株式会社TSUKUYOMI代表取締役 美容家/ライター

大手化粧品メーカー営業職を経験後、美容ライターに転身。美容雑誌WEBメディアを中心に、執筆実績を積む。

現在は、おからをアップサイクルさせた化粧品ブランド「TOFUlly」を開発販売するとともに、美容コラムや取材記事執筆のほか、コピーライティング、イベント企画、美容関連商材のコンサルティング、PR、多文化共生事業などを行う。

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