2024年8月31日に「Voyage」編集部メンバーがタイ・チェンマイへ。1日目は、立地、快適性に秀でている5つ星ホテル「メリア チェンマイ(Melia Chiang Mai)」に宿泊したので、その滞在をレポートします。
スペインのホテルチェーン「メリア・ホテルズ・インターナショナル」傘下のホテルで、タイではプーケット島、サムイ島に次ぐ3軒目として、チェンマイ市内の中心地に2022年4月にオープン。
ホテルは22階建ての新館と、昔からある建物を改装した7階建てのメイン館からなり、客室はスタンダードタイプのメリアルーム、メリアコーナールーム、プレミアムルーム、プレミアムコーナールーム、ファミリールーム、The Levelルーム、The Levelプレミアムルーム、The Levelスイート、The Level プレジデンシャルスイートの、全254室。
ロビーはチーク材に施されたアートワークが美しく、真ん中に鎮座するシルバーの彫刻は、仏教寺院の屋根にある傘”チャット”に似た特別な模様の作品です。
「メリア チェンマイ」のスタンダードな客室「メリア ルーム」に宿泊
「Voyage」編集部メンバーが宿泊した客室は「メリア ルーム(Melia Room)」。全178室あるキングサイズまたはシングルベッド2台の客室で、窓際にソファが配置。機能性やデザイン性が高いので、30平米より広く感じます。居心地の良さは抜群!
環境への配慮から部屋に備わっているアメニティは少なめですが、レセプションに連絡すると部屋に持ってきていただけるとのこと。
ちなみに「The Level」カテゴリーに宿泊すると、アフタヌーンティータイム、カクテルタイムに21Fのクラブラウンジが利用可能。ワンランク上のサービスが受けられます。朝食ビュッフェのレパートリーは1Fのレストランと比べると少ないものの、こちらで静かにいただくことができます。
「メリア チェンマイ」はキッズクラブやプールは、モダンな心地よさが秀逸
館内ではいくつかの場所を見学させていただきましたが、まず驚いたのがキッズクラブの充実ぶり! 世界中の多くのホテルを取材してきた筆者ですが、とくに“ファミリー向け”と謳っていないホテルにも関わらず、子ども向けのアクティビティが多く、目を見張るものがありました。
プールはコンパクトながら、スペインのエッセンスが感じられるスタイリッシュな空間。(今回は残念ながら別件の視察・取材に忙しく、プールサイドでゆっくり過ごすことは断念しましたが…!)
「メリア チェンマイ」では朝食からチェンマイ名物のカオソーイなどを満喫
さて、朝食は1Fの多国籍料理レストラン「ラーン ナ キッチン(Laan Na Kitchen)」でいただきました。
食事はホテルの契約農園で収穫された有機野菜やハーブがふんだんに使われ、余すところなく使い切ることなどサスティナブルでヘルシーなメニューが提供されているそう。
朝食はビュッフェスタイル。タイ料理はもちろん、トースト類、オムレツ系、デザート、パスタなどの洋食まで、オプションは豊富。朝食からチェンマイ名物のカオソーイがいただけます。
スペインの美食×タイの伝統が融合したレストラン&バー
モダンな21Fのレストラン「マイ レストラン&バー(Mai Restaurant & Bar)」では、眺めの良い空間で食事がいただけます。地中海料理の影響を受けた伝統的な調理法による料理が特におすすめだそう。
さらに上階の22F階のルーフトップバー「マイ・ザ・スカイバー(Mai The Sky Bar)」へ上がると、眼下に市街地やピン川、遠くに壮大な山々というパノラマビューが!
夜の遅い時間に少しだけ利用しましたが、夜風を感じながら、各種アルコールからフレッシュココナッツジュース、タパスなどのスペイン風の軽食からタイ料理までが楽しめました。
インテリアデザインにも卓越した手技にもうっとり。「メリア チェンマイ」内のスパへ
タイのホテルに宿泊する際には、スパやマッサージも大きな楽しみですよね。ホテルの1F、地下1Fには7つのトリートメントルームを持つ「YHIスパ」があります。特徴的なインテリアデザインは、700年の歴史を持つ仏教寺院「ワット・ウモーン」内の有名な瞑想用トンネルから着想を得ているそう!
シグネチャーメニューのボディオイルマッサージを受けるため、アロマオイル3種類から好みの香りを選択。ホワイトティ&カメリアオイルを選択した。施術前にローズマリーとレモン入りの水をいただいた後、地下にあるトリートメントルームへ。
ベルガモットとバラの花びらが入った足湯で塩を使って足裏などを軽くマッサージ後、ボディトリートメントがスタート。オイルに配合されているホワイトティは抗酸化作用があり、高級感のある香りにもうっとり。エイジングケアに保湿成分に優れているカメリアオイルで、肌もしっとり。
この日は、深夜便で東京からバンコクへ、さらにチェンマイへと乗り継ぎ、移動や取材が続き…と、身体が疲弊していた日。オイルで丁寧にマッサージをして身体がほぐされ、エナジーチャージができました。施術後はリラクゼーションルームに移動して、タイ原産の素材を使用したハーブティをいただきます。
ピン川やチェンマイの有名なナイトバザールの景色を望む「メリア チェンマイ」で、モダンな快適さと静けさを満喫してみては?
「メリア チェンマイ」概要&アクセス
取材協力:タイ国政府観光庁