スキンケアやインナーケアの分野で近年注目されている「糖化」。
美容に関心の高い方であれば、一度は耳にしたことがあるかもしれません。糖化とは、体内で余分な糖とタンパク質が結びつくことで、「AGEs(終末糖化産物)」と呼ばれる物質が生成・蓄積する現象のこと。AGEsは肌のコラーゲンやエラスチンにも影響を与え、黄ぐすみやたるみ、ハリ不足など、見た目年齢との関係が注目されています。
そんな糖化が、実は歯ぐきにも関係している可能性があることをご存じでしょうか。
「ライオン」株式会社が開催した「歯ぐきのエイジングケア」オンラインセミナーでは、内科・皮膚科医の友利新先生と歯科医・歯学博士の照山裕子先生が登壇。美容分野でも関心が高まる糖化と歯ぐきの関係、そして口元美容の新しい考え方について解説しました。

肌と同じように、”歯ぐきも糖化”する可能性がある
セミナー第1部では、ライオン株式会社 オーラルケア事業部の政岡大裕氏が登壇。まず紹介されたのが、”糖化”と歯ぐきの関係です。
歯ぐきの主成分は、肌と同じコラーゲン(タンパク質)。そのため、肌と同様に歯ぐきでも糖化が起こる可能性があるといいます。

糖化によって発生したAGEsが歯ぐきに蓄積すると、歯ぐき組織へダメージを与え、炎症が起こりやすい状態になる可能性があるとのこと。さらに炎症が続くことで歯ぐき環境が悪化し、歯周病リスクの上昇にもつながる可能性があると説明されました。
歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため見過ごされがちですが、進行すると歯ぐきの腫れや出血、口臭などの原因になることもあります。だからこそ、毎日のセルフケアによって歯ぐきの健康を維持することが大切だといいます。

オーラルケアも年齢に合わせて見直す時代へ
政岡氏は、スキンケアやヘアケアは年齢とともに見直す人が多い一方で、オーラルケアは長年同じ製品を使い続ける人が少なくないという実態についても紹介しました。
そこでライオンが提案するのが、”歯ぐきのエイジングケア習慣”です。
毎日の歯みがきでは、歯と歯ぐきの境目に毛先を45度に当て、小刻みに優しく磨くことがポイント。また、歯ぐきをマッサージするように丁寧にブラッシングすることや、有効成分を口内に残しやすくするため、すすぎは1〜2回程度にとどめることも推奨されました。


内科・皮膚科医と歯科医師が語る”歯ぐきの糖化”
第2部では、内科・皮膚科医の友利新先生と、歯科医・歯学博士の照山裕子先生が登壇。近年美容業界でも注目されている”糖化”について、より詳しい解説が行われました。


糖化によって生じるAGEsは、肌だけでなくコラーゲンやエラスチンの弾力低下にも関わるとされており、炎症を引き起こしやすい状態を招く可能性があります。
また、糖化と炎症が相互に影響し合うことで、さらに状態が悪化する”負のスパイラル”が起こる可能性についても紹介されました。
口元の印象は、歯の白さだけでは決まらない
セミナーの中で特に印象的だったのが、”口元の印象は歯だけではなく、歯ぐきも大きく影響している”という話です。
口元美容というとホワイトニングを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし照山先生によると、健康的な歯ぐきには「明るいピンク色」「ハリ」「血色」の3つが重要とのこと。
肌に透明感やツヤがあると若々しく見えるように、歯ぐきの状態も見た目印象を左右します。歯が白くても歯ぐきがくすんでいたり、ハリが失われていたりすると、口元全体が疲れた印象に見えてしまうこともあるそうです。
また、喫煙習慣や血流低下などによって歯ぐきの色味が悪くなり、くすんだ印象につながる場合があることも紹介されました。
歯周病は、全身の健康とも関係している
友利先生と照山先生は、「口は全身の状態が見える唯一の臓器」ともいわれていることに触れ、口腔内環境と全身の健康との関係についても解説しました。
近年では、歯周病と糖尿病、動脈硬化、誤嚥性肺炎などとの関連について研究が進められており、口の健康を守ることは全身の健康維持にもつながると考えられています。
見た目の美しさだけでなく、健康という観点からも歯ぐきケアの重要性は高まっています。
「システマ ハグキプラス プレミアム ハミガキ」が着目した歯ぐきの糖化
こうした背景から、ライオンが4月に「システマ ハグキプラス プレミアム ハミガキ」を改良新発売!
新たに有効成分GK2(グリチルリチン酸ジカリウム)を配合し、糖化による歯ぐきの炎症を抑制して歯周病を予防する処方へ進化!
さらに、歯ぐき細胞を活性化する成分、コラーゲン分解を抑制する成分、殺菌成分なども配合。歯と歯ぐき双方の健康維持をサポートする設計となっています。


これからの美容は”歯ぐき”まで意識する時代
年齢を重ねると、肌や髪の変化には敏感になる一方で、歯ぐきの変化には気付きにくいものです。
しかし今回のセミナーを通じて見えてきたのは、糖化は肌だけの問題ではなく、歯ぐきにも関係する可能性があるということ。そして、口元の印象は歯の白さだけでなく、歯ぐきの色やハリ、血色によっても大きく左右されるということでした。
毎日の歯みがきを単なる虫歯・歯周病予防ではなく、”歯ぐきのエイジングケア”として見直してみること。 その姿勢が、健康的で若々しい印象を育む、新しい口元美容習慣になっていくのかもしれません。
取材協力:ライオン

