大阪・なんばの「センタラグランドホテル大阪」では、これまで“燻製キッチン KUNSEI”として親しまれてきたレストランが、2026年6月19日よりモダンビストロ「KUNSEI」として新たなスタートを切り、伝統的なフレンチ技法、日本各地の旬食材、そして店名に受け継がれる燻製のエッセンスを織り込んだコースを楽しめる場へと進化しました。
今回は、Voyage編集部も実際に生まれ変わった「KUNSEI」でディナーを体験。
33階から眺める景色の良さや空間の上質さはもちろんありつつ、料理は驚くほど親しみやすく、味の重心がきちんと食べ手に向いているのが、「KUNSEI」の大きな特徴。塚田英生シェフが語る「日本の四季が育む素晴らしい食材と伝統的なフレンチ技法を融合させることで、洗練されながらも親しみやすい料理を表現していきたい」という言葉どおり、ハレの日だけでなく、友人との食事や“今日はちゃんとおいしいフレンチが食べたい”という日に訪れたくなるようなお店です。
「センタラグランドホテル大阪」ならではの絶景と、和の気配を感じる落ち着いた空間
「センタラグランドホテル大阪」は、タイの大手ホテルグループ「センタラ ホテルズ&リゾーツ」による日本第一号店として大阪・なんばの中心に誕生したホテル。

全515室を備え、地上135mの高さを誇るランドマーク的存在で、館内にはカジュアルからハイエンドまで8つのレストランとバーがそろいます。観光やショッピングの拠点としても便利で、大阪を代表するスポットへ徒歩でアクセスしやすい立地も魅力です。
「KUNSEI」があるのは、そのホテル最上階である33階。窓の向こうに広がる大阪の街並みは開放感たっぷりで、ランチなら明るい空と街の広がり、ディナーならきらめく夜景とともに食事が楽しめます。

さらに印象的だったのが、店内の設え。床や壁には日本海を意識した深青のタイルが用いられています。

徳利や帆など日本のエッセンスが随所に取り入れられていて、モダンでありながらどこか和の趣も感じさせる空間に。


ホテルレストランらしいゆったりとした落ち着きがあり、このロケーションと空間だけでも訪れる価値を感じられるはず。

「KUNSEI」 が「モダンビストロ」として生まれ変わった理由
新しい「KUNSEI」を手がけるのは、料理長に就任した塚田英生シェフ。フランス料理の世界でガルドマンジェからソーシエまで幅広く経験を積み、英国の名門ゴルフクラブでの研修を通じてクラシックフレンチの技法と国際的な感性を磨いてきた人物です。さらに、「エスコフィエ フランス料理コンクール」や「メートル・キュイジニエ・ド・フランス“ジャン・シリンジャー杯”」でファイナリストに選ばれるなど、その実力は折り紙付き。そんなシェフが、燻製料理中心のイメージを残しながら、より日常的に本格フレンチを楽しめるモダンビストロへと「KUNSEI」を導きます。
しかも単に高級感があることに留まらないのが、「KUNSEI」の魅力。コース内容は毎月変更され、その時期に最もおいしい旬の食材を主役に据えながら、クラシックなフレンチの技法で現代的に表現していく構成です。ランチコースは5,000円から、ディナーコースは10,000円から。さらにワインペアリングは3種6,000円から用意されています。ホテル最上階という非日常感がありながら、フレンチの入口としては思いのほか間口が広い。そのバランス感覚こそ、新しい「KUNSE」Iの大きな魅力ではないでしょうか。
なお、塚田シェフは「KUNSEI」料理長の就任にあたり次のように述べています。

このたびKUNSEIの料理長に就任し、新たなスタートを切ることができることを大変光栄に思います。日本の四季が育む素晴らしい食材と伝統的なフレンチ技法を融合させることで、洗練されながらも親しみやすい料理を表現していきたいと考えています。
また、KUNSEIの象徴である燻製のエッセンスも大切にしながら、香りや余韻、素材の魅力を引き出した料理をご提供したいと思っています。
旬の食材との出会いを大切にしているため、コース内容は毎月変更し、その時期ならではの味覚をお楽しみいただける構成にしています。季節ごとに異なる表情を見せる食材の魅力を通じて、何度訪れても新たな発見のあるレストランでありたいと考えています。
日本の食文化や生産者への敬意を大切にしながら、KUNSEIならではの新しい食体験をお届けしてまいります。
「KUNSEI」で実際にいただいたコースをレビュー|一皿ごとに感じる香りと技法の重なり
この日のコースは、旬の食材を軸にしながら、フレンチらしい構成美と「KUNSEI」らしい香りの演出が随所に感じられる内容でした。ひと皿ごとに印象が異なるのに、全体のバランスが統一されていたバランスも魅力。
前菜は、「ホワイトアスパラガス 剣先いか ラルドのサラダ仕立て 柚子胡椒とハーブ」。

ホワイトアスパラガスのやわらかな甘み、剣先いかの軽やかな食感、ラルドのコクが重なり、ひと皿の中に涼やかさと旨みが共存。なかでも印象に残ったのが、塚田シェフお手製の柚子胡椒です。香り高く、ただ刺激を足すのではなく、全体の輪郭をきれいに整える役割を果たしていて、ハーブの清涼感とも見事にマッチ。このコースの繊細さが伝わる最初の一皿です。
続くスープは、「ヴィシソワーズスープ チョリソーオイル」。

ヴィシソワーズといえばまろやかで穏やかな印象がありますが、ここではチョリソーオイルを合わせることで、ぐっと表情が引き締まります。スパイシーさが加わることで、暑い季節にも心地よく、いつものヴィシソワーズとはひと味違う新鮮さに。さらに、コンソメゼリーが味の変化をもたらしてくれるのも楽しいポイント。ひと口ごとに印象が少しずつ変わり、単調さとは無縁のスープです。なめらかな冷製スープに、スパイスと旨みの層を重ねる発想がとても面白く、記憶に残る一皿でした。
ワインはシャブリを合わせていただきます。

魚料理は、「イサキと海老のエカイユ仕立て 水ナスとトマトコンフィ ブールブランソース バジル」。

この一皿は、塚田シェフがコンクールで賞を受けた料理を、今回のリニューアル後の新メニューに取り入れたものだそう!イサキはほわっと崩れるほどやわらかく、対する海老は表面が鱗のようにパリッと仕立てられていて、食感のコントラストが実に鮮やか。

そこに寄り添うブールブランソースはやさしい口当たりでありながら、淡泊になりがちな白身魚の旨みをしっかり支えてくれます。水ナスとトマトコンフィの軽やかさ、バジルの香りも加わって、食べ進めるほどに完成度の高さを感じられる一皿。
こちらにはシャルドネを合わせていただきます。

肉料理は、「炭の香りの合鴨胸肉 皮付きヤングコーン 赤ピーマンピューレ ダックフォアグラ風味マデラ酒ソース」。

ここでぐっと“KUNSEIらしさ”が前に出てきます。桜のチップで燻製された鴨肉は、スモーキーな香りがふわっと立ちのぼり、その香りだけで食欲をそそられるほど。

けれど香りが強すぎることはなく、あくまで鴨そのものの旨みを引き立てる絶妙なバランスです。火入れはとてもやわらかで、噛むほどに鴨の旨みが広がり、フォアグラの風味を忍ばせたマデラ酒ソースが贅沢感をさらに底上げ。皮付きヤングコーンの香ばしさや赤ピーマンピューレの甘みもよく合い、満足度の高いメインでした。


お肉料理には、ピノ・ノワールを合わせていただきました。


デザートは、「ココナッツのブランマンジェ パッションフルーツのジュレ ミルクの泡とヨーグルトソルベ」。コースの最後にふさわしい、スペシャル感のあるパフェ仕立ての一皿です。

ココナッツのブランマンジェはやさしい甘さで、そこにパッションフルーツの酸味が重なることで、後味は驚くほど軽やか。さらにミルクの泡とヨーグルトソルベが全体をふんわりとつなぎ、食後に欲しい清涼感をきれいに演出してくれます。フレンチの構成の中に、アジアンテイストを自然に溶け込ませているのも印象的で、「センタラグランドホテル大阪」らしさを感じる締めくくりでした。お腹がいっぱいのはずなのに、気づけばあっという間に食べ終えてしまうおいしさです。
食後はコーヒーまたは紅茶を選べますが、今回いただいたアイスティーのグラスが楕円形で、とても可愛らしかったのも印象に残っています。

こうした小さなポイントまできちんと気分を上げてくれるのが、ホテルダイニングのうれしいところ。サービスも終始とても丁寧で、料理やペアリングについても相談しやすく、気負わず過ごせる空気感がありました。
ワインペアリングを付けると、KUNSEIの魅力はさらに深まる
もし「KUNSEI」でコースを楽しむなら、ワインペアリングを合わせるのもぜひおすすめしたいところ。

公式には3種6,000円〜用意されており、料理とのマリアージュをより立体的に味わえます。しかも、お好みに合わせて品種を相談できたり、白・白・赤のような流れにしたり、すべて白でそろえるなど柔軟に対応してもらえるそう。

こうした自由度の高さは、ワインに詳しい人にはもちろん、詳しくない人にとっても心強いはずです。料理だけでも十分満足度は高いのですが、香りや余韻を大切にする「KUNSEI」のコースは、ペアリングが入ることで魅力がさらに広がります。
記念日にも普段使いにも。幅広いシーンで活躍する“親しみやすいフレンチ”

地上135mからの眺望、落ち着いた空間、丁寧なサービスは、記念日や誕生日、家族のお祝いといったシーンにぴったり。でもそれだけではなく、友人との食事や、ちょっと気分を上げたい日のランチ・ディナーにもぴったりなのが、”KUNSEI”の魅力。「日本の四季が育む素晴らしい食材と伝統的なフレンチ技法を融合させることで、洗練されながらも親しみやすい料理を表現していきたい」という塚田シェフの言葉どおり、幅広く活用できるレストランです。
アクセス、ロケーションも良く、地上135mから大阪の街並みを一望でき、店内のゆったりとした落ち着いた空間は「センタラグランドホテル大阪」ならでは。
「KUNSEI」の基本情報|アクセス・営業時間・料金
「KUNSEI」は、「センタラグランドホテル大阪」33階に位置するモダンビストロ。なんば中心部という好立地にあり、観光やショッピングの前後にも立ち寄りやすいロケーションです。営業時間は、ランチが11:30〜14:00(L.O.)で金・土・日・祝営業、ディナーが17:30〜21:30(L.O.)で月・木・金・土・日・祝営業。料金はランチコース5,000円〜、ディナーコース10,000円〜、ワインペアリング3種6,000円〜楽しめます。
| 場所 | 「センタラグランドホテル」33階 |
| 時間 | ランチ11:30~14:00 (L.O.) 金・土・日曜日、祝日 営業 ディナー17:30~21:30(L.O.)月・木・金・土・日曜日、祝日 営業 |
| 料金 | ・ランチコース 5,000円~ ・ディナーコース 10,000円~ ・ワインペアリング(3種) 6,000円~ |
| 予約 | 📌予約はこちらから 📲06-6695-7204(レストラン予約直通) |
※表記価格はすべて消費税・サービス料金込
所在地:〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2丁目11-50
TEL:06-6616-9945
アクセス:南海電鉄「なんば駅」南口から徒歩4分 / 大阪メトロ御堂筋線「なんば駅」4番出口から徒歩8分
公式サイト:センタラグランドホテル大阪
:@centaragrand_osaka
所在地:〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2丁目11-50
TEL:06-6616-9945
アクセス:南海電鉄「なんば駅」南口から徒歩4分 / 大阪メトロ御堂筋線「なんば駅」4番出口から徒歩8分
公式サイト:センタラグランドホテル大阪
:@centaragrand_osaka
なんばでホテルフレンチへ行くなら外せない「センタラグランドホテル大阪」33階モダンビストロ「KUNSEI」

「センタラグランドホテル大阪」のモダンビストロ「KUNSEI」は、絶景、空間、料理、サービスのバランスがとてもよく取れたレストランで。燻製の余韻を活かしながら、旬食材とフレンチ技法で構成されたコースは、上質でありながら決して近寄りがたいものではなく、むしろ“また行きたい”と思わせる親しみやすさがあります。
記念日やお祝いの席にはもちろん、友人との会食や自分へのちょっとしたご褒美にもぴったり!特別な時にも、少しおしゃれして食事を楽しみたい気分の時にも、ワインペアリングを満喫したい時にも!ぜひ、生まれ変わった「KUNSEI」で、絶景と料理のマリアージュを楽しんでみてはいかがですか?
取材協力:センタラグランドホテル大阪

