【宿泊記】OMO7横浜 by 星野リゾート|女子旅で楽しむ歴史・グルメ・街歩きステイ

OMO7横浜 アイキャッチ画像

横浜へ行くとなると、みなとみらいや中華街、赤レンガ倉庫など定番スポットへ足を運ぶ方が多いでしょう。でも、何度か横浜を訪れたことがあるなら「もう少し街を深く知りたい」と感じたことはありませんか?

2026年4月に開業した「OMO7横浜(おも) by 星野リゾート(以下、OMO7横浜)」は、そんな大人の旅にぴったりなホテルです。

舞台となるのは、60年以上にわたり横浜市政を支えてきた「旧横浜市庁舎行政棟」。昭和を代表する建築家・村野藤吾が設計した歴史ある建物を活用し、”レガシーホテル”として新たな命が吹き込まれました。そんなホテルのコンセプトは「気分上々、ハマイズム」。横浜開港以来受け継がれてきた歴史と文化に、現代の感覚や解釈を掛け合わせることで、新旧が融合した横浜の奥深い魅力に思わず”ハマってしまう”新しい横浜体験ができます!

今回は友人と「かたりばルーム」に宿泊。開港以来、多様な文化を受け入れながら発展してきた横浜らしさを、建築や食、街歩き、音楽を通して体験できた、「OMO7横浜」ならではの魅力をレポート!


Contents

星野リゾートの“OMO(おも)”ブランドとは?

“OMOブランド”のコンセプトは、「テンションあがる『街ナカ』ホテル」。星野リゾートが運営する街ナカホテル「OMO(おも)」は全国18施設に展開中。街をこよなく愛するスタッフの計らいにより、思いもよらない魅力に出会い、知らず知らずのうちにその街までお気に入りになることを目指したブランドです。

「OMO7横浜」歴史ある歴史的建造物を継承したホテルに泊まるという、特別な体験

「OMO7横浜」の魅力は、客室へ入る前から始まります。

ホテルの前身となるのが、1959年に横浜開港100周年記念事業の一環として建設された「旧横浜市庁舎行政棟」。建築全体の設計を手がけたのは、日本を代表する建築家・村野藤吾さん。古典建築からモダニズム、和の意匠まで幅広い表現を取り入れたことで知られ、300を超える建築作品を残した昭和を代表する建築家の一人です。

60年以上にわたり横浜市政を支え、市民に親しまれてきたこの建物は、その歴史的価値が評価され、戦後建造物として初めて横浜市認定歴史的建造物に認定されました。一般的な再開発であれば建て替えという選択肢もあったはずですが、この場所では”街の記憶を未来へ受け継ぐ”という考えのもと、行政棟を保存・活用する道が選ばれています。

ハマイズムコレクション
「ハマイズムコレクション」として、旧市庁舎の部材や意匠が展示
Photo by Hoshino Resort
ハマイズムコレクション 建築家
設計を手がけたのは、日本を代表する建築家・村野藤吾さん
Photo by Hoshino Resort

さて、1階と2階を繋ぐ「OMOベース」には、かつての旧市民広間にあった大階段のデザインを継承・再構築したシンボリックな大階段が設置されています。

大階段
下部の8段は、旧横浜市庁舎の市民広間にあった階段をそのまま活用
1階〜2階のエレベーターホールは、昔から残るタイルや大理石を継承

2階ラウンジには、旧市会棟本会議場で実際に使われていた議員席が新たな居場所として再利用され、館内には「ハマイズムコレクション」として、旧市庁舎の部材や意匠が展示。ホテルというより、小さな建築ミュージアムを歩いているような感覚になります。

さらに、このリノベーションを監修したのは、建築家ユニット「成瀬・猪熊建築設計事務所」。彼らが掲げたテーマは「接木(つぎき)」でした。古い建物と新しいデザインを対立させるのではなく、村野建築の空間構成や素材の使い方を丁寧に読み解き、その魅力を現代のホテルとして自然につなぎ直すことを目指したとか。

ベーカリー横の大テーブルは、作業にもトークにも適した空間
ドアの取っ手は当時のものを活用

だからこそ、館内を歩いていても「昔の建物」と「新しいホテル」がちぐはぐに感じることはありません。歴史と現代がひとつの空間に心地よく溶け合い、ホテル全体で「ハマイズム」というコンセプトが表現されています。


女子旅だからこそ選びたい、「かたりばルーム」

今回宿泊したのは、「OMO7横浜」を代表する客室のひとつ「かたりばルーム」。

約41〜55㎡のゆとりある空間は、ホテルで過ごす時間そのものを楽しめるようデザインされています。最大4名まで宿泊できるため、友人同士の女子旅や母娘旅にもぴったり!

【OMO7横浜】かたりばルーム
「OMO7横浜」を代表する客室のひとつ「かたりばルーム」
Photo by Hoshino Resort

部屋に入ってまず目を引くのが、中央に設けられた”おこもりスペース”。アーチ状にゆるやかに囲まれた半個室のような空間には大きなテーブルがあり、自然と「ここに座ろう」と集まりたくなります。観光から戻ってきて今日撮った写真を見返したり、「次はどこへ行こう?」と翌日の予定を立てたり、お茶やワインを片手にゆっくり語り合ったり。部屋で過ごす時間まで旅の思い出になるように設計されているのが印象的でした。

その周りには、足を伸ばしてくつろげるゆったりとしたソファスペースも用意されています。誰かがソファでのんびり過ごし、誰かがおこもりスペースで会話を楽しむなど、それぞれが思い思いに過ごせる心地よさも魅力です。

ゆったりとしたソファスペース
中央に設けられた”おこもりスペース”

室内のカラーにも、なんとも横浜らしいこだわりが。「OMO7横浜」の客室には、旧横浜市庁舎のインテリアから着想を得た“レガシーカラー”を採用。「かたりばルーム」には、旧市庁舎で使われていた絨毯などをイメージした色彩が取り入れられ、歴史ある建物の記憶を現代的なデザインへと落とし込んでいるそう。

観光を楽しむだけでなく、「ホテルで過ごす時間も旅の大切な思い出にしたい」という方に、まさにぴったりの客室だと感じました。

洗い場付きの快適なバスルーム
1階には、こども用のアメニティも
パジャマは、やわらかく着心地抜群!
館内にはウォーターサーバーや電子レンジも完備

OMOブランド初のベーカリーで味わう、横浜らしい食文化

館内でぜひ立ち寄りたいのが、OMOブランド初となる2階の「OMOベーカリー」。チェックイン後にいただいたのは、横浜が「カレー伝来の地」であることにちなんだ5種類の特製カレーパン。

OMOベーカリー
OMOブランド初となる2階の「OMOベーカリー」
OMOベーカリー カレーパン
5種の特製カレーパン

三元豚を贅沢に包んだロースカツカレーパン、黒胡椒とチーズが香るチーズカレーパン、甘口のキッズカレーパンなど、それぞれ味わいも個性も異なっているので、友人とシェアしながら食べ比べるのもおすすめ。

さらに、夕方からは「パン飲み」も楽しめます。私たちがいただいたのは、苺とトマトのブルスケッタやチーズたっぷりのおつまみトーストにワインを合わせたセット。パンを主役にした新しい楽しみ方で、ゆっくり会話を楽しみながら過ごす女子旅にもぴったりでした。

OMOベーカリー パン飲み
左から、ごろっと苺とトマトのブルスケッタ、ワイン泥棒のチーズトースト
パン飲み
ワイン片手に夜遅くまでおしゃべりを満喫

この2階「OMOベース」緑の椅子は、旧市会棟本会議場の議員席として使われていた緑の椅子! 脚と張地を交換し、本体はそのままラウンジチェアとして使用されています。

さらに「OMOベーカリー」の壁面には、彫刻家・辻晉堂氏が手掛けた泰山タイルレリーフものアート作品「海・波・船」が当時の場所のまま残されています。食事を楽しみながら建築にも触れられるのが「OMO7横浜」らしい魅力。泰山タイルとは京都産の建築意匠用タイルで、今ではもう生産されていない貴重なタイルだそう。

コンセントは当時のまま
旧市庁舎時代から残る泰山タイルレリーフ

泰山タイルレリーフ「海・波・船」の背合わせには、旧市庁舎を取り壊した際に出た廃棄タイルを再利用し、ホテルのために新しくデザインされたタイルアート新タイルアート「このさきゆくさき」が展示されています。発色の良いタイルは新たに釉薬を塗って焼きなおしたものだそう。さらに、中央にはブルーを中心に、横浜市の花「バラ」のようなデザインが施され、なんだかエレガント。

新タイルアート「このさきゆくさき」

横浜の食文化を一皿ずつ楽しむ「OMOダイニング」

夕食はホテル2階にある「OMOダイニング」でいただきました。冒頭でお伝えした「OMO7横浜」のコンセプト「気分上々、ハマイズム」を存分に感じられるダイニング。

横浜が開港以来、さまざまな文化を受け入れながら発展してきた街であるように、このダイニングでも洋食と中華、それぞれの魅力を自然に融合させたメニューが楽しめるのが特徴。

横浜発祥といわれるクラシックナポリタンやドリアといった洋食に加え、オマール海老の麻婆ポットパイや、スパイシーなラムを包んだ赤い餃子など、ひと工夫加えた創作中華までバリエーション豊か。定番だけでは終わらない遊び心が感じられます。

オマール海老の麻婆ポットパイ
赤い餃子、白い餃子
白い餃子&赤い餃子

どの料理も重すぎず、数人でシェアしながら味わうのにちょうどいいボリューム。女子旅なら「少しずついろいろ食べたい」という願いを叶えてくれるラインナップです。街歩きの前に軽く一杯楽しむ「ちょい飲み」、観光から戻って気軽に夕食を楽しむ「ちょい食べ」など、色々な使い方ができそうですね。

店内は天井が高く開放感があり、大きな窓からやわらかな光が差し込む落ち着いた空間。歴史ある建物の雰囲気を感じながらも、肩肘張らずに食事を楽しめる居心地の良さで、ついつい長居してしまいました。宿泊者だけでなく、地域の方も気軽に利用しやすい雰囲気です。

かながわブランド「湘南ゴールド」の果汁が爽やかに弾けるレモネード

横浜のディープな街歩きをサポートする「野毛ホッピングセレクション」

「OMO7横浜」では、宿泊者が横浜の街をより楽しめるよう、さまざまな「Go-KINJO(ご近所)」アクティビティが用意されています。

そのひとつが、無料で参加できる「野毛ホッピングセレクション」。

ホテルから徒歩約15分の場所にある野毛は、約600軒もの飲食店が軒を連ねる横浜屈指のグルメエリア。初めて訪れると「どのお店に入ればいいのだろう」と迷ってしまうこともありますが、このプログラムでは、街を知り尽くしたスタッフ「OMOレンジャー」に野毛の魅力や楽しみ方を紹介していただけるので、実際に出かける際の大きなヒントになるでしょう!

野毛ホッピングセレクション
「OMOレンジャー」が野毛の魅力や楽しみ方をレクチャー

おすすめのお店やエリアが掲載されたオリジナルショップカードもいただけるので、心強いガイドになりますね。今回は残念ながら実際に野毛まで足を延ばす時間はありませんでしたが、街の成り立ちやエリアごとの特徴を事前に知ることができたことで、次回はこのカードを片手にゆっくり飲み歩きを楽しんでみたいと感じました。

街へ一歩踏み出すきっかけが作れるのも、「OMO7横浜」ならではの魅力です。

野毛ホッピングセレクション カード
デザインも可愛いショップカード
野毛ホッピングセレクション カード選び
カードのイラストを見ながら、地元の魅力を熟知

横浜の夜をもっと好きになる。「気分上々、ハマナイト」

夕食後は、宿泊者限定で毎晩開催されるローカルリズムナイト「気分上々、ハマナイト」へ。

OMOブランドでは、”食事を終えてホテルへ戻ってから眠るまでの時間も、その街らしさを感じながら楽しんでほしい”という思いから、各地で「ローカルリズムナイト」が開催されています。「OMO7横浜」では、港町・横浜の文化を象徴する”音楽”をテーマにした夜のイベントが話題!

通常の会場は、旧横浜市庁舎の屋上を活用した「HAMAKAZEテラス」。横浜スタジアムや関内の街並みを望む開放的な空間で、浜風を感じながらジャズやさまざまな音楽を楽しめます。テラスにはソファやテーブル席もあり、クラフトビールやワイン、横浜発祥のナポリタンをアレンジした「ナポリタン風ミートボール」や「馬車道アイス」など、横浜らしいフードを片手に思い思いの時間を過ごせます。

【OMO7横浜】気分上々、ハマナイト
旧横浜市庁舎の屋上を活用した「HAMAKAZEテラス」
Photo by Hoshino Resort

私が訪れた日はあいにくの雨模様だったため、イベントは1階の「OMOベース」で開催されました。

かながわブランド「湘南ゴールド」の果汁が爽やかに弾けるレモネードや、スパイスが豊かに香る「麦とスパイスのクラフトコーラ」など、素材を活かしたオリジナルドリンクも。

地元の素材を活かしたオリジナルドリンク
「馬車道あいす」も美味

屋上での開催ではありませんでしたが、イベントの楽しさはそのまま。横浜が日本でいち早く西洋音楽を受け入れ、ジャズ文化が根付いた街であることをOMOレンジャーが紹介してくれたり、音楽に合わせて会場全体で体を動かす「スウィングタイム」が行われたりと、宿泊者同士が自然と笑顔になるような温かな雰囲気に包まれていました。

大階段の横に、バーカウンターが出現!
「スウィングタイム」でダンスを満喫

朝食も横浜らしさが詰まったビュッフェ

翌朝は「OMOダイニング」で朝食ビュッフェをいただきました。「Yokohama Morning Specialties」をテーマにしたビュッフェでは、ライブキッチンで提供される3種類の点心をはじめ、横浜らしい料理が並びます。

「Yokohama Morning Specialties」をテーマにしたビュッフェ
ライブキッチンで提供される3種類の点心

朝からしっかり食事を楽しめるだけでなく、一つひとつの料理に土地の文化が感じられるのも魅力。観光へ急ぐのではなく、朝の時間までゆっくり味わいたくなる朝食でした。

朝食
養殖から中華、和食までバリエーション豊かなメニュー
デトックスウォーターやソフトドリンクも豊富

OMOレンジャーと歩く「横浜レガシーウォーク」

チェックアウト前は、OMOレンジャーと実際に街中で散策する「横浜レガシーウォーク」に参加。ホテルに残る村野藤吾建築の意匠や歴史を学びながら、周辺の歴史的建造物を巡るツアーです。

館内でホテル周辺の歴史の説明を受けた後に街へ出るので、「この建物にはこんな背景があったとは!」と理解が深まり、街歩きそのものがより楽しい時間に。

「横浜市開港記念館」内部のステンドグラスは見どころ!
昔の建造物の状況などもレクチャー

まずは、「横浜市開港記念館」へ。ホテルで建築を知り、街を歩き、もう一度ホテルへ戻ると建物の見え方まで変わります。この体験の流れこそ、OMO7横浜らしいユニークな体験!

横浜市の花「バラ」があしらわれたOMOレンジャーの帽子にも注目を
このカードの秘密は? 宿泊して確かめてみて!
猛暑日だったので散策用グッズをいただきました。気配りに感激!
ツアー終了後にいただけるステッカー。レアな非売品

愛犬との横浜ステイという、新しい選択肢も

今回の滞在では利用しませんでしたが、「OMO7横浜」には愛犬と宿泊できる専用フロアが設けられているのも大きな特徴。

館内には全32室のドッグフレンドリールームが備えられ、小型犬はもちろん、大型犬との宿泊や3世代旅行にも対応できるスイートルームも用意されています。

【OMO7横浜】ドッグフレンドリースイート-
大型犬との宿泊や3世代旅行にも対応するスイートルーム
Photo by Hoshino Resort

さらに、屋内ラウンジと屋外ドッグランが備わった「OMOドッグガーデン」があり、天候を気にせず愛犬とゆったり過ごせる環境が整っています。愛犬用アメニティも充実しているため、初めての愛犬との旅行でも安心して滞在を楽しめそうですね。

さらに、OMOレンジャーが実際に歩いて集めた「愛犬ご近所マップ」では、愛犬と立ち寄れるカフェや飲食店、公園などが紹介されています。ホテル周辺にはテラス席など愛犬同伴で利用できる店舗も多く、街歩きを一緒に楽しめるのも横浜ならでは。

また、希望者には外出中でも客室にいる愛犬の様子をスマートフォンで確認できる、見守りカメラの貸し出しも行われています。「愛犬も大切な旅のパートナー」という考えのもと、ホテルだけでなく街全体で一緒に過ごす時間を提案しているようです。

【OMO7横浜】屋内ドッグガーデン
愛犬とゆっくり過ごせる屋内ラウンジ
Photo by Hoshino Resort
愛犬と思いっきりはしゃげる、屋外のドッグラン
Photo by Hoshino Resort

「OMO7横浜」は、歴史ある建築に触れ、港町ならではの食文化を味わい、音楽や街歩きを通して横浜の魅力を再発見できるホテル。滞在を終える頃には、定番の観光地だけでは知ることのできない、新しい横浜に出会えたような気がします。

何度も横浜を訪れたことがある方にこそ、「OMO7横浜」へ滞在することで、横浜という街がもっと好きになれそうですね!

■施設情報
施設名 :OMO7横浜 by 星野リゾート
所在地 :231-0017 神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1
アクセス:JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、
     横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分
電話番号:050-3134-8095 (OMO予約センター)
客室数 :276室
宿泊料金:1泊1室36,000円~(2名利用時、食事別、税込)
ホームページ:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7yokohama/

OMO7横浜 アイキャッチ画像

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取材・執筆・編集経験豊富なプロライター2名を中心に運営する、”旅、生き方、キレイ”を軸にしたWell-beingを叶える情報メディア&コミュニティ。人生を味わい尽くしたい方に向けた大人の夢の居場所のような空間を目指します。

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