「Zentis Osaka」がパリを拠点に世界で活躍する日本人アーティストitu’（イトゥ）氏とコラボ！館内アートの展示やコラボルームの販売も【内覧会レポート】

大阪の中心地・梅田にほど近い堂島浜に位置する「Zentis Osaka（ゼンティス大阪）」では、フランス・パリを拠点にグローバルで活躍する日本人アーティストitu’（イトゥ）氏とコラボした「Zentis Art-in-Residence: itu’s CROSS OVER（ゼンティス アート イン レジデンス イトゥズ クロス オーバー）」を期間限定で開催しています。

「Zentis Osaka」とは？株式会社パレスホテルが展開する宿泊主体型ホテルブランド1号店

「Zentis Osaka」は2020年7月に開業した、大阪・堂島浜に位置するホテル。東京・丸の内にある株式会社パレスホテルが展開する宿泊主体型ホテルブランドの1号店です。

ブランド名の「Zentis」とは、究極を象徴する「Z」と、ラテン語で本質を表す「entis」、また日本語の「zento（前途）」、「en（縁）」から作られた造語。自らのライフスタイルの本質を極める人達が、暮らすように滞在を楽しみながら、前途を切り拓き、縁とめぐり合える場所になるという想いを込めています。

インテリアデザインは、世界のラグジュアリーホテルのデザインを数多く手がけた「タラ・バーナード＆パートナーズ」の創始者 タラ・バーナードが担当。自然な色調と素材を使用し、洗練された空間が作り上げられています。

1階の宿泊者専用ゲストラウンジはまるで英国の邸宅のような雰囲気。仕事や作業に最適なボックス席や、暖炉のあるソファー席など、思い思いの過ごし方を提案。

そして、1階から2階に続く直線的な石の階段は、デザインとしての卓越した存在感があります。

客室は、スイート2室を含む全212室。

その他、2階にはラウンジ、バー、レストランを備えたダイニング「UPSTAIRZ Lounge, Bar, Restaurant（アップステアーズ）」があり、ビジターにも人気です。

さまざまなゲストが集い、新しい何かに出会う場所を目指す「Zentis Osaka」では、開業以来、ホテルでありながらカルチャーの発信地となるべく、「アート」、「音楽」、「クラフツマンシップ」をキーワードにしたイベントや企画を実施してきました。

そして、今回、パリを拠点にグローバルに活動する日本人アーティストitu’氏とのコラボレーションが決まり、館内全体でitu’氏の世界観を体験できる展示が行われています。

Zentis Art-in-Residence: itu’s CROSS OVER（ゼンティス アート イン レジデンス イトゥズ クロス オーバー）

「Zentis Art-in-Residence: itu’s CROSS OVER（ゼンティス アート イン レジデンス イトゥズ クロス オーバー）」では、パリを拠点とし、世界を舞台に活動するアーティストitu’氏とコラボレート。

期間中は、itu’氏が「Zentis Osaka」より着想を得た新作アートが、ホテル館内のさまざまな場所に展示されています。

ホテルスタッフの制服もitu’氏デザインに！

パブリックエリアに展示された全15点もの作品は、全て新作。テーマは「CROSS OVER（クロスオーバー）」です。

「Zentis Osaka」に何度も宿泊しているというitu’氏。訪れる際に感じた、国籍や世代、文化に捉われず多様な人々が集い、それぞれの価値観が境界線を越えて自然と交じり合う様子を、多種多様な線をぼかすことで表現しました。

実際に目にしたアートは、想像以上に繊細で美しく、今までのitu’氏のアートにあったビビッドな色使いやデザインとは一線を画していました。

淡く、自然と混じり合う様子に多様性を感じられます。また、アートを見る角度や光の差し方、時間帯によって線や色の見え方が変わっていて、いつまで経っても味わえる作品も。

「Zentis Osaka」の支配人・齊藤氏も、「どのアートも「Zentis Osaka」への想いが表れていて、大変驚いた」と評していたのが印象的でした。

itu’氏によると、「CROSS OVER」は好きな言葉の一つだそう。また、今回の新作は、会期がなくても納得のいくレベルのものを作りたいという意気込みもあったそうで、まさにitu’氏の想いが作品に表れていました。

作品は、館内の至る所に展示されているので、作品を探しながらホテルに滞在するのも楽しみ方の一つです。

1階フロントでは大型の作品がゲストをお出迎え。

ロビーにもさりげなく、淡く美しい色使いの作品がありました。

1階ラウンジにも落ち着きを感じられる作品が彩りを添えて。

また、2階「UPSTAIRZ Lounge, Bar, Restaurant（アップステアーズ）」内にもいくつも作品があります。

とくにレストランに飾られている大型の作品は今回の「CROSS OVER」を体感できるので必見です。

2階 バー 「UPSTAIRZ Lounge, Bar, Restaurant」でいただくオリジナルコラボレーションカクテル

会期中、2階にあるバー「UPSTAIRZ Lounge, Bar, Restaurant」ではitu’氏とコラボしたオリジナルのカクテルもいただけます。

杉の爽やかな香りがふわっと広がるかと思いきや、一口飲んでみると甘酸っぱい桃の味わいが口いっぱいに。ギャップが魅力的なカクテルは、itu’氏がペイントしたオリジナルのグラスでいただきます。

「UPSTAIRZ Lounge, Bar, Restaurant」のバーテンダー古瀬 則彦さんは、Diageo World Class 2024（バーテンダー オブ ザ イヤーを決定するバーテンダーの大会）のジャパンファイナリスト（10名）にも選出されている方！ぜひ、古瀬さんが目の前で作ってくださるitu’氏とのコラボレートカクテルを楽しんでみてくださいね

itu’氏の世界観に浸るホテルステイが叶うコラボレーションルーム「itu’s Art Studio（イトゥズ アート ステュディオ）」

2024年10月31日（木）までの期間限定で、「CROSS OVER」をキーワードとしたコラボレーションルーム「itu’s Art Studio（イトゥズ アート ステュディオ）」を販売しています。

itu’氏によると、客室という1つの空間をアートで表現しているそう。

実際に部屋を見学させていただきましたが、想像以上におしゃれでキュート！ところどころにitu’氏の遊び心も感じられるアートが点在していました。

ベッドランナー、カーテン、フットスローなどにおしゃれなアートが施されていて、まるでアトリエにいるかのような気分に。

グラスやマグカップにもオリジナルのペイントがされていて、とてもかわいかったです。

プラン特典として、こちらのコラボルームに宿泊すると、 itu’氏がアートを施したスリッパを持ち帰ることができます。（1名様につき1足）。

この特別なコラボルームは、期間限定！itu’氏のアートの世界観に没入できる貴重なチャンスです。

アーティスト itu’（イトゥ）氏

ホテルとは元来、様々な要素がクロスオーバーする場所。宿泊はもちろん、会合や式典など古くから用途がクロスオーバーしています。さらに2020年に生まれたこのZentis Osakaは、新しいスタイルを掲げ、来館するゲストもそれに呼応して、ナチュラルに多様な雰囲気を作り出しています。そんな場に相応しい表現はクロスオーバーだと感じ、元来の芸術で扱う支持体ではないものを取り入れ、かつ作品も「鑑賞されるもの」という領域を超え、日常のシーンに飛び込ませました。来館される皆さまにそれらを楽しんでもらえたら嬉しいです。

itu’氏のコメントより

「Zentis Osaka」で感性の研ぎ澄まされる時間を

「CROSS OVER」をキーワードとした、itu’氏の新作アートが「Zentis Osaka」館内を彩っています。

「itu’s Art Studio」での滞在はもちろん、「Zentis Osaka」全体でitu’氏の世界観を体感できる貴重な時間。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか？

「Zentis Osaka」概要