京都・祇園「The Shinmonzen」へ。白川を望むアフタヌーンティーと9室だけのスモールラグジュアリー

京都・祇園白川のほとり、新門前通りにひっそりと佇む、わずか9室のラグジュアリーブティックホテル「The Shinmonzen(ザ・シンモンゼン)」。

あえて看板などを出さないため、新門前通りに溶け込むスタイリッシュな外観

建築家・安藤忠雄氏が設計に携わり、京都の伝統的な町家の佇まいと現代的な感性が調和する空間には、世界的なアーティストの作品も随所に飾られています。ルイーズ・ブルジョワ、ゲルハルト・リヒター、ダミアン・ハースト、杉本博司などの作品が館内に点在され、静寂な空間で間近に鑑賞できるとは、ほんとうに贅沢。

アートと、植物やインテリアとの融合もお見事!

今回、友人と訪れたのは、”金〜日曜”に楽しめる洋のアフタヌーンティー。季節の食材を取り入れたスイーツやセイボリーを、白川沿いの穏やかな景色とともに楽しみました。

”金〜日曜”とお伝えしたのは、「The Shinmonzen」では、曜日によって異なるスタイルのアフタヌーンティーがサーブされるから。月〜木曜には「OGATA × The Shinmonzen」による和のアフタヌーンティーが登場します。

今回は、白川の流れを間近に感じながら楽しめる季節のアフタヌーンティーを体験。特別に見せていただいた、個性豊かな客室や館内のアートとともに、祇園にひっそりと佇むスモールラグジュアリーの魅力を現地取材でご紹介します。

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白川を眺めながら楽しむ、「The Shinmonzen」のアフタヌーンティー

「The Shinmonzen」のアフタヌーンティーでまず印象に残るのが、そのロケーション。ホテルが建つのは、京都・祇園の新門前通り。すぐそばには白川が流れ、木々と水辺がつくる穏やかな景色が広がります。

京都の中心部にいながら、街の喧騒を感じさせない静けさ。アフタヌーンティーというと、華やかなスイーツに目が向きがちですが、ここでは白川の景色も極上の体験のひとつ。

煎茶をベースにハーブなどをブレンドしたお茶がユニーク
穏やかな白川の流れを楽しみながら午後のひとときを満喫

金〜日曜は、季節を味わう洋のアフタヌーンティー

今回、私たちがいただいたのは、日本のパティスリー界を代表するシェフの一人、垣本晃宏(ASSEMBLAGES KAKIMOTO)さんが手がける「Saisonnalité by Chef Kakimoto – 初夏のアフタヌーンティー」。

春から初夏へと移ろう季節を映すように、テーブルには軽やかで彩り豊かなスイーツとセイボリーが並びます。

スモールラグジュアリーなホテルならではの、細やかなこだわりを感じられる内容

春の名残を感じさせるさくらんぼとピスタチオのタルトに、紫蘇、ココナッツ、パイナップルを合わせたクリームを忍ばせたシュークリーム、そしてジンジャーとメロンのブランマンジェ。

爽やかな香りや酸味、やさしい甘さが重なり、ひと皿ごとに初夏らしい表情があふれています。繊細なスパイスと和の要素を取り入れたセイボリーを間に挟むことで、甘いものが続きすぎないのもうれしいところ。

さらに、焼きたてのスコーンには、クロテッドクリームと爽やかで甘酸っぱいパイナップルジャムが添えられています。

日本ならではの素材や季節感を取り入れて
セイボリーも本格派!

アフタヌーンティのプレゼンテーションも、華やかさを前面に押し出すというよりも、一品一品をゆっくり味わいたくなる落ち着いた佇まい。そして、料理と同じくらい印象的だったのが、窓の向こうに広がる白川の景色。水の流れや木々を眺めながら友人と過ごす時間そのものが、この場所でのアフタヌーンティーの魅力だと感じました。

限られた客室数のホテルだからこそ、時間に追われずリラックスしながらいただけるのが格別。秋冬のアフタヌーンティのコンセプトも楽しみですね! 

メニューブックやナフキンも、気の利いたアートのよう
甘酸っぱさに癒される、紫蘇を使ったモクテル

秋は”紅葉”をテーマにしたメニューが登場

季節とともに内容が移り変わるのも、「The Shinmonzen」のアフタヌーンティーの魅力。2026年秋には、垣本晃宏シェフによる「Saisonnalité by Chef Kakimoto – 紅葉」が登場します。

Photo by : The Shinmonzen

秋の豊かな恵みに着想を得たメニューには、栗やいちじく、くるみなど、季節を感じさせる素材を使用。ペストリーには「パスティスのエスプーマといちじくのコンポート」「ヘーゼルナッツとヴァニラのシュー」「マスカットとライムのタルト」「くるみのクレームブリュレ」が並びます。

セイボリーは、「トリュフ香るエッグマヨネーズ」「鴨肉と紫蘇のペスト」「ブリー・ド・モーといちじくジャム」「海老クリームコロッケサンド」の4種類。和のニュアンスやほのかなスパイスが、スイーツとも調和しています。

さらに、焼きたてのバターミルクスコーンと栗・コーヒーのスコーンには、クロテッドクリームといちじくジャムが添えられて。初夏の軽やかなメニューから一転、秋らしい温かみと奥行きを感じられる内容です。

Photo by : The Shinmonzen

月〜木曜は「OGATA × The Shinmonzen」の和のアフタヌーンティー

もうひとつ覚えておきたいのが、「The Shinmonzen」では曜日によってアフタヌーンティーの内容が変わること。

月〜木曜には「OGATA × The Shinmonzen」による和のアフタヌーンティー「Ogata at the Shinmonzen T., Collection」が提供されています。日本の素材や季節感を大切にした構成で、和菓子とともに、アフタヌーンティーのために選ばれた日本茶を楽しめるのが特徴。

金〜日曜は洋風、月〜木曜は和風のアフタヌーンティー。訪れる曜日を変えることで、異なる午後の時間を体験できるのが興味深いところです。洋のアフタヌーンティーを楽しんだあとには、次は和のスタイルを体験してみたくなりました!

アフタヌーンティーとともにチェックしたい、9室だけのホテル

「The Shinmonzen」を訪れたなら、ホテルそのものにも注目したいところ。今回はアフタヌーンティーのみで訪れましたが、特別にいくつかの客室を見せていただきました。

館内にあるのは、わずか9室のスイート。それぞれ異なるデザインが施され、日本の自然素材や職人技、現代的なアートがひとつの空間に共存しています。

和室のあるISHIの客室
ISHIのリビングルーム

客室フロアを歩いていると、素材や光、景色の中に京都らしさが静かに取り入れられていることにも気づかされます。 客室によっては白川を望むことのできるバルコニーも。

ISHIの広々としたバルコニー

ホテルの外には祇園の街がありながら、客室に入ると空気が静かに切り替わるよう。大規模なラグジュアリーホテルとはまた違う、わずか9室だからこその親密な空気感があります。

TOOKIの客室
WASHIの客室

京都の伝統と現代が交差する「The Shinmonzen」。祇園白川という土地、京都の伝統的な素材や職人技、現代建築、アート、そして食。それぞれが主張しすぎることなく、ひとつの世界観をつくっています。

数多くのラグジュアリーホテルが点在する京都の中でも、特別なおもてなしを感じる「The Shinmonzen」。京都観光の途中に立ち寄るというよりも、この時間そのものを目的に訪れたくなる場所でした。

白川の流れを眺めながら、アフタヌーンティーを通して季節の味を楽しみ、その空気に触れてみてはいかがでしょうか?

The Shinmonzen
住所:京都府京都市東山区西之町235
場所:祇園白川・新門前通り
客室数:9室
https://theshinmonzen.com/jp/

【季節のアフタヌーンティー】ASSEMBLAGES KAKIMOTO 垣本 晃宏
提供曜日:金〜日曜
料金:10,000円(税込)

「Ogata at the Shinmonzen T., Collection」
提供曜日:月〜木曜
料金:8,000円(税込)

※内容・料金・提供期間は季節によって変更されるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

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取材・執筆・編集経験豊富なプロライター2名を中心に運営する、”旅、生き方、キレイ”を軸にしたWell-beingを叶える情報メディア&コミュニティ。人生を味わい尽くしたい方に向けた大人の夢の居場所のような空間を目指します。

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